一見すると目の下のふくらみがあるように見えますね。
このタイプは眼窩脂肪が突出しているわけではないのです。
影になっている凹みは触ると眼窩下縁です。
このタイプの患者様を切開してみると、たいして眼窩脂肪はでていないことがわかります。
ハムラ法で眼窩脂肪を移動させようにも量が不足し、脂肪注入でボリュームロスを補填する必要がでてくるタイプです。
ダウンタイムが長くはとれないとの理由があるため、今回はボリュームが足りていない部分にヒアルロン酸を注入しました。
ヒアルロン酸製剤1.5mlを注入しています。
眼周りはチンダル現象をきたしやすいので、ヒアルロン酸だけではなく、いろいろな製剤を使い分ける必要がありますが、、、
きちんと適切な量、粘性のヒアルロン酸製剤を適切なレイヤーに注入すれば、良い治療です。
特にtear troughや眼窩下縁の陥凹部分は皮膚が薄いため、あまり浅く入れすぎてはみみず腫れのような凸凹をつくってしまったり、チンダル現象をひきおこしたりします。
この部分はごく少量ずつを骨膜上に細かく注入しながら、カニューレをつかって、線状に剥離をしながら注入していきます。
ゴツゴツしていた骨組織上に、脂肪組織が存在しているかのようにヒアルロン酸製剤を注入していきます。
これだけでもかなり目立っていたクマは良くなりましたね!
余剰皮膚のたるみもあまりない方でしたので、今後はヒアルロン酸製剤が1年から1年半くらいで吸収されていきますので、その都度、ボリュームが足りない分を補填してゆくことになりますでしょうか。
このように目の下のクマ、一言でいっても、原因は患者様により千差万別。
クマ取りすれば万事オーライ、とは、、、いくわけはありません
当院の水槽でグッピーが赤ちゃんを産みました。
ぜひ探してみてください❗️
ヒアルロン酸は1.0ml 80,000円で行っております。
こちらのお写真の患者様は1.5ml 120,000円で行っています!
お写真の提供をありがとうございます。
【ヒアルロン酸注入の注意点】
アレルギー反応(即時型、遅延型),感染、左右差、
内出血、浮腫み、硬結、血流障害、塞栓症などの可能性があり