こんにちは~~!!北千住静脈瘤クリニックスタッフです。
今日は春を感じる小雨がぱらついています。
冬物もそろそろ衣替えかな・・・なんて思っていたら週末はまた冷え込むとか!?!?!
風邪をひかないように体調管理が大事ですね
さて 当院は静脈瘤という足の病気の患者さんも診ておりますが、
院長先生も副院長先生も形成外科学会認定専門医なので
形成外科一般の診療も行っている少し変わったクリニックです
(静脈瘤の先生はたいてい外科や血管外科出身の先生が多いので
形成外科も一緒に診てくれるクリニックは貴重だと思います)
今回は耳瘻孔という耳にできる病気のお話です
生まれつき耳の周りにこんな穴がある・・・
感染をしたことがある・・・
そんな病歴をお持ちの患者様です。
そうですね典型的な耳瘻孔の所見です。
感染が軽快した2か月後に摘出術の予定を組みました。
このあと手術画像がでてくるので苦手な方は閉じてください。
耳の表面の穴から耳介軟骨に向かって3cmほどのほそなが~い管がつながっていました。
染色してとりのこしがないように慎重に探していきます。
ときには複雑に枝分かれしていたり、途中で途切れていたりすることも。
耳介軟骨の一部とともに こちらの管を摘出して縫合しました。
傷自体は8mmほどの1本の縫合線になっています。
耳瘻孔とは、耳が形成されるときの異常で できるといわれています。
(耳は6つの原基が癒合することで形成されますが、このときに癒合不全を起こすと
耳瘻孔になるといわれています。
耳の周りに粉瘤が多発しやすいのも同じ理由ではないかといわれています。)
耳の周りに小さな穴があり、その先を追っていくと袋状になっていたり、
管になって耳介軟骨につながっているものをいいます。
穴からは チーズのような分泌物や内容物がでてくることがあり、ときには感染することも。
何事もなく一生を過ごす方もいますが、もし感染をした場合はまず抗生剤を内服、
場合によっては切開して中にたまっている膿をださせてもらう処置(切開排膿といいます)を
させていただくこともあります。
無症状の場合は治療をしないこともあります。
感染を繰り返す、などの場合はこのように摘出術を行います。
再発の可能性もあります。
手術は保険適応になります。一度ご相談ください。
このほかにも できものが気になる、けがをした、
けがの痕が気になる、
やけどをした、、、などなど 形成外科一般、診療を行っております
【注意事項】
腫れ・内出血・血腫形成・耳介の形状の変形のリスク・再発などの可能性あります。
【定休日】木曜日・日曜日・祝日
3月14日 4月11日 日曜診療行っています!!