当ブログは「ゲゲゲの謎」の矛盾点・疑問点まとめブログです。
詳しくは「ゲゲゲの謎」は矛盾だらけにまとめています。
※このブログに書いた情報に関してはできるだけ出典を調べる努力をしていますがやむなく伝聞に頼っているものもあります。
このブログを読んで「ここに書いてあることって本当かなぁ?」と思われた方。
「オカチイナ?」と思われた際はぜひご自身でも調べてみてください。
大切なのは自分の目で確認することです。
情報を鵜呑みにするのはいちばん危険なことです。
私自身「ゲゲゲの謎」について様々な批判を展開している以上、当ブログおよび私自身への批判は甘んじて受け入れるつもりです。
もし当ブログで明らかな間違いがありましたらお手数ですがご報告頂けると助かります。
また水木しげる先生や関係者の方々の発言等、「ゲゲゲの謎」関係の情報をお持ちの方はぜひコメント欄でご教授ください。アメブロの特性上ログインしなければコメントできないのでご不便をおかけ致しますが、情報お待ちしております。
「自分のブログに都合のいいソースばっかり出していないか?」
と言われそうですが、生前の水木しげる先生のインタビューや文献をどれだけ探しても探しても水木しげる先生が「ゲゲゲの謎」の内容をお喜びになるだろう、と思えるような文献やソースが本当にまったく見つからないのです。
見つけた方はご一報いただけますと幸いです。
これでも一生懸命探しているのですが…
さて水木しげる先生に関する論文や資料を探していたらこのような論文がありました。
ゲゲゲの鬼太郎とユング心理学
たいへん興味深く、面白く読ませて頂きました。鬼太郎=老賢人、目玉親父=自己、母=アニマ(男性が無意識に抱く理想の女性像)という心理学の視点で見た分析は目から鱗でした。大学の論文の研究材料にまでなるとはさすが水木しげる先生です。
この論文で触れられている「妖花」という話は鬼太郎ものの中でも傑作と名高いお話です。毎年夏になると部屋に不思議な花が咲くという不可解な事件を通して反戦を描いた傑作回です。水木しげる先生の、南方で亡くなった戦友たちへの思いがぎゅっと込められた名作です。
論文の中で題材として取り上げられたのはアニメ3期の「妖花の森のがしゃどくろ」というお話です。がしゃどくろとのバトル要素を足しただけで脚本は原作をほぼそのまま踏襲しています。
妖花とは亡くなった日本兵の霊魂が咲かせていたものだと知った鬼太郎達はちゃんとお墓を作っています。故人に対する畏敬の念を忘れていません。「ゲゲゲの謎」のラストで故人の霊魂を害虫駆除のように無造作に“処分”するシーンとは大違いです。あのシーンは、故人や〇者の魂、葬儀や鎮魂というものに対して何の興味も無い、何の畏敬の念も抱いていない作り手が作ったことがよくわかるシーンでした。
ネコ娘は「妖花の森のがしゃどくろ」で
🐈「まだまだ忘れられてしまってるたくさんの兵隊さんの骨がどこかで眠ってるんだわ」
とつぶやき目玉親父は
👀「日本人の中には昔戦争があったことをすっかり忘れている人もいる」
と言います。
「妖花の森のがしゃどくろ」が全国のお茶の間に放送されたのが1987年3月21日です。そこから36年後に、戦争や戦〇者すらも萌え要素のアクセサリーにしてしまう映画が、よりによって水木しげる生誕100周年に制作されるとは思いもしませんでした。
戦争があったことをすっかり忘れていなければ、あそこまで戦〇者を軽視するような映画は逆に作れないでしょう。
〇桜の木の下には…
3期妖花のラストで目玉親父がこのような事を言います。
👀「日本の小説家で満開の桜の木の下には〇体が眠っていると言った者がおったが…」
言わずと知れた梶井基次郎の名言ですが原作にこの台詞は存在しません。
「ゲゲゲの謎」の制作陣は3期ファンが多いと聞きました。もしや制作陣は「妖花の森のがしゃどくろ」の目玉親父の台詞から「ゲゲゲの謎」の着想を得たのでしょうか?
また水木しげる先生は、戦争で亡くなった仲間たちの遺骨に思いをはせた手記を遺しておられるそうです。「これがあの映画の元ネタではないか?」という意見もありますがまだ真偽がわからないので保留します。
しかし、もしそれが事実だとしたら。
アニメ3期の台詞と、実際の戦争体験者が戦友たちへの思いからケチャップ因習村ごっこを思いついたのだとしたら……

なんかもう…本当に…心底理解できません。
〇忘れられたアニメ3期のメッセージ
アニメ3期の108話(実質本編の最終回)のラストで目玉親父は夢子ちゃんにこう話しかけます。
「のうユメコちゃん、人間にもいい人もいる、悪い人もいる。
妖怪だって同じじゃ。おたがい良いところは見習い、認め合って生きていくのが一番じゃぞ」
鬼太郎もぬらりひょんに
「妖怪には妖怪の、人間には人間のいいところがある」
と言っていたと記憶しています。
アニメ3期は放送当時、爆発的にヒットし、お茶の間で家族層の心を掴みました。
その成功要因は何か?
ファミリーアニメ向けの大胆なアレンジとバトル・アクション要素を増やしたこと…など、色々ありましょうが、もっとも大きい理由は…
人間と妖怪が仲良く暮らせる世界。
妖怪にも人間にも良いところも悪いところもある。
お互い認め合って共存していこう。
このメッセージ性を強く出し、そのために戦う鬼太郎をより強くアクション多めに描いたからではないかと思うのです。
なぜ制作陣は3期ファンなのに、この素晴らしいテーマを忘れてしまったのでしょうか。



