みてねから削除した。
家族写真のアプリ。
悲しみが、畳みかけるように押し寄せてくる。
ついに、父に銃口を向けて──
引き金を引いた。
「受け止める時間は必要だとしても、結果は変わらないよ。」
妻の言葉に、ハッとする。
もう、引き下がれない。
父も、その覚悟を持って、母の妹と籍を入れたのだろう。
作業は、心のやり取りと比例する。
心が止まっていれば、手も止まる。
だから、ただ淡々と。
無心で向き合うしかない。
俺にとって、父とは何だったのか。
俺は、愛されていたのか。
──そんな、心を縛る問いは、棚に上げる。
娘と、妻と。
これから立ち向かうべきものを、最優先に。
強く、生きなければ。