今日は整形外科にて
医師の診察を受けようとしましたが、
担当医が午後出勤とのこと。
急遽、仕事で使う工作用の松ぼっくりを
購入するため、
以前働いていた画材売場へ向かいました。
別れた主人も同じ職場でした。
当時から働いているかたも何人かいらっしゃるのですが
わたしはバツが悪いし、
あまり声をかけたりはしません。
ただ、
ひとりの女性の先輩が今もアンティークコーナーで勤務されているので
見かけた時には挨拶しています。
今日もいらっしゃり、迷いましたが声をかけました。
誰?
という感じでしたが
わたしだとわかり
気さくに話しかけてくださいました。
クリスマス創作や
最近の仕事の話などして
「わたしも、もう30年勤務だよ。全体で三番目だよ。まだ誰々さんもいるし元気だよ。誰々さんも。誰々さんは埼玉にいるよ。○○くんも…偉くなって本社かな?いるよ、」
「○○くんもまだ、働いてるんですか?」
今日は別れた主人の話になりました。
13年間で初めて
他の人と主人の話をしました。
「あの、再婚してたり、します?」
先輩はじっとわたしを見ながら
「うん。」とうなづきました。
「言って良かった?大丈夫?いつか言おうと思ってたんだけど。なかなか…。気になってたの?」と気を遣ってくださいました。
「はい、気になっていました。でもむしろ気を遣わせちゃうかな、と思ってずっと聞けなくて。大丈夫です、聞いて。そうだね、と思ったし、幸せならいいんです。」
早口になってしまいました。
「そっか…」
「ここの女性ですか?」
先輩は周りをちょっと気にしつつ
「うん。」
「そっか…そうかな、と思いました。なら、もっと早く、はっきりしてあげられたら良かったです。」
「誰からも聞いてなかったの?ここの人たちと、」
「わたし、友達とかいないんで」
「…そっか。」
クリスマスの飾りをさがしましたが、
売場はまだ完成していませんでした。
まだ時期が早いのですね。
この場所にくれば、
○○くんの余韻がありそうだから
来てしまっていたのかもしれません。
わたしは。
○○くんが別れた後買ってくれた服を
部屋の壁にかけています。
若すぎてもう似合わないのに、
眼を閉じたらまだあのころの
自分がいます。
まだ
別れたばかりの余韻の中にいたいのですね。
13年が過ぎ、もうわたしは53歳です。
鹿島神宮は
もう新しい道を生きなさい、と
わたしに言っているかもしれないです。
クリスチャンになるのですが
帰り道の
いつも行く神社に行き
お礼を言ってきました。
「○○くんの幸せ、
ありがとうございます。」
この神社は
昔、○○くんが仕事の成就を願っていた神社でした。
別れたあと、わたしも密かに
○○くんの仕事の成功をお願いしていました。
叶っていたのだと知り
複雑だし
柄にもないし
信用されないかもだけど
嬉し涙でした。
良かったです。
わたしは、わたしの家族がいるから。
ありがとうございます。
寂しいけれど
今日泣いたら
思いは潔く手離そうと思います。