父方の伯母に会うため、

母を連れて鹿嶋市まで行ってきました。




二年振りなので途中道に迷いながらも、

なんとか辿りつきました。




伯母は81歳。


独り暮らしなのですが

何事にも前向きでいたい、と

努力する女性です。



料理を勉強した人なので

何を出してもらっても美味しく



常にシンプルで

わたしの憧れでもあります。



亡くなった伯父は

伯母さんをお嫁さんにしたい、と

お見合い後

何度も自宅に通ってくれたそうです。



その伯父と二人、

田舎暮らしのために鹿嶋へ越しましたが

ほどなくして伯父が他界。



山の中での伯母の初めての

独り暮らしが始まりました。



そこは田舎暮らしの会社が売り出していた

山を開拓した住宅地で



全てはその会社が頼りなようです。



山の上なので

坂道をかなり登らないと自宅までは

辿り着きません。


運動のためにと気持ちを切り替え

リュックを背負い、

坂の下のコンビニまで行っているそうです。



伯母は昔から様々な事に興味があり

朗読や体操、友達や買い物と

今も交流を絶やしません。



綺麗好きだけど

神経質なわけでもなく。



あけすけで

人の悪口も言うクセに、

傷ついていたり。



そんな所も人間ぽいから好きです。



器用で

裁縫、料理、絵手紙、水墨画、工作、手紙。



なんでも手作りして

すごいな、と感心してしまいます。



今日は


そんな伯母がわたしに

写真とランプをくれました。






北浦にトキが飛来した写真だそうです。

後ろには筑波山も写っています。


ランプは鹿嶋の海に落ちていたシーグラスの

ステンドグラス。





どちらも知り合いの方から

もらったとのこと。




すごく嬉しかったです。





伯母は

母親を早く亡くした父にとって、

親代わりでした。



父は亡くなる少し前に

病院のベッドの上で

伯母に甘えた仕草や顔をしたことがありました。


伯母はなんてことない様子で

受け入れていて、

まるで母親みたいでした。


幼い子のような表情の父を見て、

驚いたのを覚えています。




その頃、父が伯母の知り合いに頼んで

わたしたちに内緒で

木製の首飾りを作ってくれていました。



今も大切に使っています。




          もしわたしが80歳になれたなら


                伯母のように  包容力のある、

            素敵な女性になれたらと思います。



       

       見ていただいてありがとうございます。



                                      しっぽフリフリ足あと