正確にいうと、
アイデアだけによるものではない
ってところです。


こんな記事を見つけました。
「漫画カメラ」300万DL突破 公開から38日 英米でも人気、Tumblrの影響?

リリースして、約1ヶ月で300万DLだそうです。


これは本当にすごい数字だと思います。

AppStoreが持っている可能性もさることながら
漫画カメラというアプリの魅力がなによりも素晴らしく
たくさんのユーザーの方から受け入れられたからこそだとは思います。



ただ、このアプリが話題になりはじめ、ヒットした際、
その理由についての周りの意見はというと
アイデアがよかった
というのが多い印象がありました。


もちろんそれもあるのですが、
なんとなく違和感を感じていました。


そんな時、以下のような記事を発見しました。

あの『漫画カメラ』が1カ月で200万DLと人気爆発中!無名のソフトウエア会社が大ヒットアプリを生み出せた理由


その記事を読んですっきりました。
そしてやはりヒットしたのは、アイデアだけではないなぁと感じました。


確かに、画像の加工系のアプリというのは、
今やたくさんリリースされています。


だから、漫画カメラで実現したことは
最新の技術かというと、決してそうではない。



では、漫画カメラが実現していることは技術力が低いのかという
決してそういうことではないと思うのです。


上記記事からの引用ですが
「写真を白黒化して輪郭を取り出す。あとは、明暗のところにスクリーンをかけるだけ。加工のさじ加減は、実際に何度も撮影してパラメータを細かく調整していきました」(渡部氏)


とあるように単純に画像を白黒にしただけではなく
輪郭を抽出し、明暗に対してスクリーンをかけている
※OpenCVなどを使われたのでしょうか


開発サイドとしては
「技術的には大したことないんですよ」(渡部氏)

ということなのですが、これらのご意見を聞いている限りでは、
アイデアだけがよかったと
やはり思えません。


技術よりアイデアがよかったという方は
技術に対して全く注目しておらず、アイデアさえよければいいというような
印象を受けました。

それはまるで
私でもできそう。
とか
画像の加工はどうせフリーのライブラリか何かを使ったんだろう
とか
運がよかっただけ
というのは、浅はかな考えも持っているように感じました。


そうではなく、裏付けされたしっかりとした技術力があり
それだからこそ、実現可能な部分がはっきりと把握した上で、
ユーザー視点の具体的なアイデアが企画することができた。

それが漫画カメラのヒットにつながったのではないかなぁとおもいます。
※ここまで広がったのは、ソーシャルメディアや2chなどの効果などが様々あるでしょうが。


だから、先にアイデアがあったというわけではなく
過去にリリースされたアプリの経験や培った技術力からがあったこその
アイデアなんだろうなぁと感じました。


まぁそんな感じです。