「4000年前」に触れてみよう
平成20年度「K518遺跡(北高地区)」見学会が開催
10月4日(土)午後1時から北海道札幌北高校グラウンド(北区北25条西11丁目)のK518遺跡発掘調査現場内
で、同遺跡の見学会が開催されました。これは、埋蔵文化財を保存・保護するための発掘調査の意義を広く市
民に理解してもらうことを目的として行われたもので、今年で3回目。
主催は札幌市埋蔵文化財センター。同遺跡からは、石狩平野では最も古い縄文時代中期(約4,000年前)の住居
跡をはじめ、続縄文時代(約1,600年前)、擦文(さつもん)時代(約1,000年前)のものが出土しています。
この日は約300人の市民が見学に訪れました。同センターの職員による解説が1時間おきに3回行われ、1回約30
分かけて擦文時代の竪穴(たてあな)住居跡やかまどの跡、中世~近世にかけて作られた平地式住居跡などを
見学。参加者たちは当時の人の暮らしなどについて質問をしながら興味深そうに見入っていました。また、会場
内では発掘された土器などの展示も行っており、擦文の名前の由来となった木片で擦った形跡のある土器や、
本州でしか作られていなかったと見られる本州との交流の証拠である須恵器などを実際に手にとって見ることが
でき、参加者たちは細かな模様をながめたり質感を確かめたりしながら熱心に観察していました。初めて遺跡の
発掘現場を訪れたという人は「こんな近所に、4000年も前から人が住んでいて、その場所を見ることができるな
んて不思議な感じですね。いろいろなお話が聞けて勉強にもなりました。」と笑顔で話していました。