私は、オスは、人工蛹室を使って、羽化させます。で、蛹が色づいてお尻から透明な体液を排出し始めたら、うつぶせにします。

一昨日の夜も、そうしていた蛹が、そろそろ羽化だな・・・と、思い、眠りにつきました。

翌朝、見ると、1枚目の画像の状況で、死亡していました。

そのまま出勤し、帰宅して、死亡した蛹を取り出すと、スポンジシートに、蛹化不全に

付き物の、黒い体液?これ、脱皮前だから、量が少ないですが、脱皮後は、もっと、

凄い量です。

 

タメ年のお師匠さんがおります。アンテ一筋(最近は一筋じゃ、ないな・・・笑)30余年。

その方によると、羽化不全は、羽化時、仰向けのまま羽化、もしくは上翅が閉じて下翅

が納まるまでの間に、ひっくり返ったりする、事故。

蛹化不全は、元々、蛹の時点で、何らかの内部要因、外部からの要因が原因で、元々まともな成虫として羽化しない個体。(どうやっても不全になる運命の個体)だそうです。

 

去年もサディアで2頭ほど出ました。(6オスと少なかった中ですが)同じです。やはり、真っ黒な液体が、人工蛹室の下部に大量にこびりついていました。

軽微な羽開きは、居ません。羽自体が全く伸びないもの、身体が曲がったもの、頭が上がらないもの、一番軽いのは、固まってすぐにフセツが取れました。元気に生きていますが、種親にはできませんね。いくら大きくて、良型でも。

 

一体、この黒い液体?は何なのでしょうかね?蛹の体内から排出されている事は、確かなのですが・・・

 

ネットで検索してみても、特に追求したような記事は見ませんし・・・

 

まぁ、解かったから、どうにかできるものでも、無いのですが・・・

 

ちなみに、まともに羽化してくる個体も体液は出しますが、透明です。

 

この不全の証明とも言える、黒い液体、解かる方いらっしゃれば、教えて欲しいものです。

 

それにしても、なぜ大型に限って、不全が多いんですかね?

長期に渡る苦労も、お金も、一瞬でパーです。

 

まぁ、大きく太くしたいと言うのは、人間の勝手な考えで、オスにとっちゃ、

ある程度以上の大きさは、生命に危険を伴う、迷惑な事なのかも知れません・・・