私のオーディオ人生を語るなら、
まず、このスピーカーの話をしなければならない。
1996年、都内の某オーディオショップに勤めていた(現在も)高校時代の先輩に
オーディオについて相談する機会があった。
その時、その先輩からこんな質問をされた。
「憧れの機材を次々と買い替える機材オタクになりたいのか。
それとも、レコードやCDの収録された音を忠実に再生して音楽を楽しみたいのか。」
私の答えは迷うことなく後者だった。
すると先輩は、「それならLINEAR TECHNOLOGYがいい。」
と勧めてくれた。
それまで私は、そのメーカーの名前すら聞いたことがなかった。
しかし、この一言がきっかけで、後に30年近く付き合うことになる
LINEAR TECHNOLOGYとの長い旅が始まったのである。
残念ながら、1996年当時のシステム写真は残っていない。
デジタルカメラもスマートフォンも普及していない時代だったから。
その代わり、当時購入したLINEAR TECHNOLOGY WS-122の解説資料が
今も手元に残っている。
私のオーディオ人生の原点とも言えるスピーカーなので、
今回はその資料の一部を掲載してみたい。
この時はまさか、30年近くLINEAR TECHNOLOGYの製品と付き合うことになるとは
思ってもいなかった。

