大御本尊の所住が事の戒壇である文証⑤ 日寛上人六巻抄明文化されていないが、文意は事の戒壇を示す六巻抄の御文 依義判文抄「三大秘法総在の本尊を明かすなり、総在の本尊とは題目・戒壇の功能を具足する故なり。亦は一大秘法の本尊と名づく」82 三大秘法総在とある。つまり、六大秘法が全てそろっている、とされる。 文底秘沈抄「正しく事の戒壇とは一閻浮提の人の懴悔滅罪の処なり、但然るのみに非ず、梵天・帝釈も来下して踏みたもうべき戒壇なり」61 現在の懺悔滅罪の処は、戒壇の大御本尊所住の処である。