中国TVによる自衛隊映像にガンダムが映っていた。
自衛隊はガンダムを持っていたのかと中国で話題になっているそうだ。
現実問題としてガンダムという兵器はあり得るのか、簡単に検証をしてみる。
ガンダムは人型だ。
人間の身長を10倍にすると表面積は100倍、体重は1000倍。
ようするに2乗、3乗で、きいてくる。
言い直せば、今、持っている足で十倍の体重を支え走ることになる。走るときも10倍の高さまで足を蹴上げる必要がある。これは2乗で、きいてくる?
関節は強固な物質で造れば、10倍から1000倍の圧力にも耐えることができる?だろう。
体重は軽い金属を発明がなければならない。
ただ、地面が持たないのではなかろうか。コンクリートなら堪えられるかもしれないが、アスファルトは持たないように思う。走るときの圧力は大変なものがあろう。山を駆け上がることは不可能だろう。
次に動きだけど、モーメントがかなり違う。
フィギアスケートでは両手を広げておいて、回転し、両手で体に近づけると回転数が上がる。
逆に、縮めておいて広げれば、回転数が下がる。
つまり、大きな体は、動きがゆっくりになる。小さいときと同じ動きにならない。
ある学者がトンボの飛行のすごさを、戦闘機と比較していた。
残念ながら、トンボをそのまま大きくしても、空を同じように飛べない。
人型の方が感情移入できるが、現実には大きさに合った形状がある。そのまま大きくしても、動きは再現できない。ホンダのアシモが大きくない理由がありそうだ。