物質中心の世界③ 輪廻転生 | kitani1のブログ

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NHKオンデマンドで輪廻転生の番組を見た。
前世の記憶を持っている子どもたちが取り上げられていた。

  否定派は「大人による刷り込み」だと主張。刷り込みを実験していたように記憶する。しかし、これは乱暴だ。「おまえは宝石を泥棒した。なぜなら、宝石店に行ったことがある」と同じになる。

  前世の記憶を研究している人によると、3歳から5歳ぐらいまでは持っている子どもがいるが、いつの間にか忘れるらしい。
  その番組で紹介されていた少年は「ハリウッドではたらいていた」と主張している。そして、ある時古いハリウッドの写真に「前世の自分だ」と主張。その役者は、役者としてはあまり活躍せずに役者の斡旋をしていたようだ。つまり、現在ではそれを知る人は、子孫以外皆無と言ってよい。しかし、その少年はその人物の生活を言い当てている。また、少年の住んでいる場所からも遠く離れている。刷り込みの入る余地がない。
  よくある学者の態度は、一つ刷り込みの事実を見つけると全てに当てはめる。しかし、これは学者の態度ではない。数学の証明では、例外が許れないことは常識だ。例外を検証してこそ証明できる。

  このNHKで紹介されていた事が事実ならば、唯物論から言えば、説明がつかない。しかし、唯物論者は認めない。理由は簡単だ。学者は思い込むと変更がきかない。目で見える範囲、自分の知識の範囲のことしか理解しようとしない。これが学者の特徴と言えそうだ。
  仏教では釈尊当時の学者、つまり、修行僧を二乗と呼び、釈尊は「おまえたちは決して成仏できない」ときつくあたられる。自分の範疇で物事を判断するからだ。