物質中心の世界① 唯物論の問題点 | kitani1のブログ

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【唯物論とは】
 すべての現象は自然科学で説明できるとする人がいる。つまり、生物は偶然、出現し、偶然、心を持った。死ぬという現象はなく「壊れた」「動かなくなった」という現象だけがある。心は、すべて脳の中でつくられていて、単なる脳の信号や脳内物質の作用だ。また、命は、脳がつくる幻想であると考えている。言い直せば、生命という実体はないとする。
 この物質中心に、すべての現象が起こっているとする思想は唯物論と呼ばれている。

【唯物論の危険】
 この思想は大変危険な思想である。この考え方を突き詰めていくと、次のような問題が起こる。
○物質の価値観は、勝ち負け・損得を超えない。この価値観は、嫉妬心をあおり、争う心を育てる。また、傲慢であったり、卑屈になったりして、善悪などを考えた行動ができなくなる。(修羅界と畜生界)
○心のはたらきを脳がつくったと考えると、突き詰めれば心は不要。したがって、人に優しさは不要になる。
○この世は偶然に支配される世界であり、努力することに意義を見出せず、人を出し抜くことを中心に行動する。
○恩の思想がなく、感謝の心が育たない。人間関係がうまく行かず人から愛されないし、愛せない。