色気。 | gogo!320che⇒サンフレッチェ

色気。

たらればでは、ありますが、なぜ、今年、山根永遠を昇格させなかったのか。
トップの練習に参加してトレマにでている彼を見たときにこういうアイデアと
汗のかけるFWを一人チームに置くだけで全体がわかってくるのになと
思いました。
浅野君がドイツに行き、寿人さんが名古屋へ行ったことで、チームの中に
「目標のためならなりふりかまわない」というのが表に見える人がいなく
なってしまいました。
たしかにあくの強い選手というのは、使いづらいし、チーム内の輪を乱す
こともありますが、男子が30人いて何もないということは、ないですし
今の状況で掴み合いの喧嘩がないとなると、ああ、もうやる気も失せたのね
と、思ってしまうわけです。
自分を賭けている場所で、悔しさとか、自分の思いをぶつけることができない
となると、そこから逃げるしかないのです。
(若手の想いを押し込めてきたから、彼らは、出て行ったのだと最近思います)

冷静に判断することは、必要です。
しかし、こういう「熱量」が必要なのに、それを削いでしまうようなやり方では
なかなか、最後の一番エネルギーが必要な場所に一番それをそそがないとならない
人たちが仕事できないわけですね。

とはいえ、昨夜の試合は、私にとって参観日のようなものでしたから、結果に
不満は、ありませんが、正直、こんなもんかと思いました。
厳しいでしょうけど、これじゃ、Jの試合には、出られない。

もともと、この若手チームというのは、スロースターターでは、あるのです。
トレーニングマッチをこの2年見てきましたが、だいたい最初は、なにしてるのか
わからないくらい、まったりと試合を進めます。
決まって、前半30分あたりにやたら攻められるというピンチも迎えます。
しかし、前半が終わるころに突然、点を取るのです。
そのまま前半を終えて、後半いきなり3ゴールくらいするんです。
そういうところからすると、「いつも通り」にできたわけです。
後半、怒涛の攻めを見せたところ、大学生相手だと、そこで3ゴールくらい
してしまうのですが、相手も若手とはいえ、J1のサブチームですから
そう簡単にゴールを割ることは、できません。

推して知るべし、という内容、結果では、ありました。


が、これでいいのか?君たちは。というところです。
この試合に光を求めてやってきたサポーター、いや、それより、君たちの未来が
開けるかもしれなかった試合なのに、いつも通りとは、どういうことなのか。
もし、公式戦にでたら、こうしてやろう、とか、少しいつもよりいいところを
見せてやろうとか、「色気」というものがまるでないわけです。
期待させるものには、そういう色気がつきものです。
どんなに美しい女性でも、もしかしたら・・・と期待させるような「なにか」が
ないと、まったく魅力のない「造形物」でしかないでしょう。
確かにサッカーは、してる、が、そこに期待や歓びを見せることができたのか
若手だけにそれを言っても同じサッカーをしているのだから、トップも
同じわけです。まるで、色気がない。

何にしても、1トップに受けさせるとか、サイドを走らせないとか前線に
ロストさせないというリスクマネージメントとか、一切、得点につながることを
してないわけですから、スコアレスドローがいいとこなのです。
確かにスコアレスドローでシーズン通せれば、勝ち点40を目指せるわけですから
点を取るより、守る方がシーズン通しての結果をだすことの近道では、あります。

だけどね、それって見てる方は、面白くないでしょ。
いや、やってるほうも面白くないから、やる気なくなるでしょ。
あくまで仕事。粛々とボール蹴って、という風にしか見えないわけです。
そういう面白味のないことしてるから、バスに乗るとこを見られたくないとかいうことになるんだなとも思いました。

昨日のバス送りには、さすがにがっかりしました。
スモークを貼るのは、当たり前だと思うのです。(可視UVガラスもあるけどね)
観光にも使うから一般のお客さんも乗るらしいので。
昼間は、スモークで中が見えないのですが、夜は、バスって中に灯りをつけるからスモークでも外から見えるんですね。
こちらからは、見えないだろうけど・・・と思ってやっているバスの送り迎えですが、ああ、見えなかったらそういうことなんだなと思いました。
ほとんどの選手が外を見る気配すらしない。
一人だけ、稲垣選手かな、手を振ってくれていました。

昨日は、平日で翌日も仕事の人がおおいですし、本当に寒かったので、送りの人も少なかったのですが、こういう状況であれば、みんな帰るのが普通だよなと、思いました。

サンフレッチェのような、地方で集客にばらつきがあるようなクラブで
これまでやっていたことをやめてしまうと、途端にファンの士気が落ちてしまうと思うのです。
選手を守る、というのは、わかります。
それは、直接触れ合うという部分での労力を減らす方向にもっていくのは、当たり前と理解できますが、そうでないところは、維持してほしいと思います。
(試合後のバスに乗るところなんて、若い子や子供が一目選手が見たいと結構楽しみにして残ってくれてるんだけどね。
ここは、勝っても負けてもいつも楽しそうに選手を待ってる人たちがいて、とてもいい雰囲気なのです。)

余計な話半分ですけど、こういうところから、チーム力って落ちていくよな、と、2回の降格を思い出して思いました。





GWまでにめどが立たなかったら、来季J2を覚悟します。