今から8年ほど前に購入した旧テストーニのホールカットです。

それなりに年季が入ってきました。

 

5年ほど前までは、乳化性クリームや油性クリーム、ワックスなどをつけては落としたりとバカなことを繰り返していました。

手入れと称して革を傷めつけているだけということになかなか気づけず、この靴は銀面にかなりのダメージがあると思います。

 

 

旧テストーニの最上位ライン「アメデオテストーニ」ラインです。

当時の「アメデオテストーニ」ラインの靴はノルウィージャンウェルト製法・ノルベジェーゼ製法・ピューマラピッド製法のいずれかで製作されていました。

この靴はピューマラピッド製法によるものです。

 

 

右足の外側の様子です。

深いシワが刻まれており、クラック(ひび割れ)を起こす可能性が高い部分です。

私の経験上、クラックはアッパーの外側に発生することが多いので、最も気にしている部分です。

 

 

左足の内側の様子です。

こちらも複雑なシワが刻まれています。

内側のシワがクラックになることは少ないように思いますが、この部分についても常に注意をしています。