約5年前、2016年10月10日発行の靴雑誌「革靴読本」です。

2ndという月刊誌?の別冊としてこれまでに何冊か発行されています。

 

この「革靴読本」の後、「革靴自慢。」や「革靴自慢2」が発行されています。

もちろん購入しましたが、ページを何度めくっても、ほとんど引き込まれることがありませんでした。

母体である2nd編集部のアメカジ推しの姿勢が強く、オールデンを崇拝することに終始している感じが気に入らないのです。

 

それに対して、この「革靴読本」は違います。

何度読み返しても、記載内容に引き込まれてしまうのです。

それは何よりも編集部の気合の入り方が違ったからだと思います。

 

以下、私が素晴らしいと思う点です。

・オールデン推しを封印している。

・主要メーカーの歴史・特徴・主要なモデルの説明が充実している。

・イタリア、イギリス、フランス、アメリカ、スペイン、日本など生産国に偏りがない。

・靴に関する逸話や小ネタが充実している。

・靴の手入れの仕方や靴の部品の名称など勉強になる点が多い。

 

最近の靴雑誌には見るに値しないものもあります。

広告料を貰っているからなのかもしれませんが、そんな靴履けないだろ!という靴を載せてどうしたいのでしょうか?

出版不況の時代に雑誌を売りたいのであれば、お手本にすべき靴雑誌といっても過言ではありません。