今回は最近福岡県警のパトカーに施工されている" POLICE "表記について。
画像は自動車警ら隊筑豊地区隊"福岡121"220系クラウン無線警ら車。
2020年度から国費配備されている無線警ら車・交通指導取締用四輪車では仕様書に追加され、全国的に標準化されている「POLICE」の英語表記。
近年配備されている220系クラウンでは警ら車・交パ共に全車の車体側面とリアバンパーに貼られており、周囲への警察車両であることの存在感を高める効果や、文字に反射材が使用されていることで夜間等での非視認性向上による事故防止の効果がある。
車体側面・リアバンパー共に白文字で黄色の縁という仕様。
車体側面の場合は白文字・黄色縁部分共に反射材になっている。
リアバンパーの文字は例外はあるが、黄色い縁の部分が反射材になっている個体もある。
まずはこれまでの歴史を振り返っていく。
2020年度国費配備個体である北九州市警察部機動警察隊 警ら・機動取締班"北九113"210系クラウン無線警ら車。
車体側面とリアバンパーに英語表記が貼られるようになった最初の納入分のうちの1台。
側面表記についてはそれまで貼られていたパトと同じように貼られており、リアバンパーについては側面と同じフォントを使用して中央に寄せるように貼られている。
2020年度以前の警察庁の仕様書に盛り込まれるまでは、各都道府県単位で貼られていたこの英語表記。
福岡県警の車両も基本的には本部執行隊である、自動車警ら隊・交通機動隊・機動警察隊・高速道路交通警察隊の車両にだけ車両納入後に貼られていた。
新車配備され稼働開始直後の北九州市警察部機動警察隊 警ら・機動取締班"北九607"210系クラウン交通パト。
POLICE表記は納入後に貼られていた為、このように英語表記のないまま運用を開始する個体もあった。
数ヶ月後経ってから英語表記が貼られ、現在はこんな感じに。
車体の黒い部分に文字があるか無いかで印象はかなり違って見える。
こちらはオリジナル仕様の個体。
2019年度国費配備の自動車警ら隊筑豊地区隊"福岡120"210系クラウン無線警ら車。
自動車警ら隊では2018年頃から隊独自で警光灯の昇降装置前面とリアバンパーに英語表記を後貼り施工を実施。
いわゆる自ら隊仕様になる前は赤灯の白ハチマキで自ら隊かどうかを見分けていた。
自ら隊仕様では黒文字で側面と同じフォントが昇降機前面に。
リアバンパーにはオレンジ色の縁に白文字で、フォントは角ゴシックのものが貼られている。
なお昇降機後面についてもリアバンパーと同様の仕様のものが貼られており、車両によってはコールサインも貼られている。
この仕様は当時配備されていた自ら隊のほぼ全車に施工された。
自動車警ら隊"福岡135"200系クラウン無線警ら車。
この車両も自ら隊仕様になった個体。
当時は筑後地区隊に配備されており、現在は隊本部訓練車に。
最近はコールサインを赤色灯後部に貼るのが定番化している。
一部の個体ではリアバンパーの修理等で現在は貼られていない個体もある。
こちらも後貼り施工個体の小倉北PS地域課200系クラウン無線警ら車。
小倉北署の車両でも2019年頃から小倉北仕様となる独自の英語表記などが追加された。
この個体は北九州市警察部機動警察隊から小倉北にお下がりになった個体なので、側面表記は元から貼られていたが当初から小倉北配備だった車両にも側面表記が追加された。
こちらは小倉北仕様の昇降機前面。
赤灯のコールサインは左右両側に。
更にPOLICE表記が追加されており、文字の縁は白色反射材が使用されている。
リアバンパーにもPOLICE表記。
文字は車体側面と同じフォントで、黄色反射の縁になっている。
当時は予備車などにも対空表示が追加され、執行隊顔負けの豪華仕様だった。
フロントバンパーには北九州市警察部機動警察隊の青色灯と同じ位置に白いLEDデイライトを取り付け。
一部個体ではポジション球とフォグランプがLED化され、フォグランプは白と黄色が切り替え出来るタイプだった。
北九州市警察部機動警察隊200系クラウン無線警ら車。
青色灯は同隊の車両であることを表す象徴であり、その歴史も長い。
こちらは側面表記も後貼りされた小倉北PS地域課210系クラウン無線警ら車。
執行隊車両と同じように貼られている。
存在感は抜群。
現在もこの仕様は受け継がれているが、新車配備された220系クラウンの昇降機前面にはPOLICE表記は貼られていない。
整備担当者等が変わり一部は省略されている模様。
小倉南PS地域課"小倉南3"210系クラウン無線警ら車。
こちらが従来普通だった所轄署仕様。
側面は県警表記だけで、リアバンパーには何も貼られていなかった。
こちらは2020年度配備の八女PS地域課"八女1"210系クラウン無線警ら車。
冒頭に登場した北九113と同期配備であり、POLICE表記が標準化された際の個体。
"POLICE表記=執行隊"という定説も通用しなくなった。
リアバンパー英語表記。
貼り方は統一され、中央寄りに貼り付けされている。
標準化により執行隊と所轄署車両を遠目に判別するのは難しくなった。
一部の現職もこの表記で自分の所属かどうかを見分けていたなんて話もあった。
2021年度国費配備 自動車警ら隊福岡地区隊"福岡103"220系クラウン無線警ら車。
4WD仕様車として配備された個体だが、初めての国費ハイブリッド車無線警ら車とあって注目された。
もちろん自ら隊仕様が取り入れられている。
リアバンパーの英語表記は貼り付け可能な面積が210系までと比べて狭くなっていること等で文字が小さくなっている。
後方向けのコールサインが散光式警光灯中央に貼られるようになったのは220系クラウンから。
交通機動隊福岡地区隊"福岡631"220系クラウン交通パト。
こちらもハイブリッド4WD仕様車。
もちろん側面には英語表記。
フロントガラス助手席側上部の「交通機動隊」のマーキングは変わらず。
リアバンパーには自ら隊と同じように英語表記。
交機隊ではコールサインの貼り付けは無し。
自ら隊車両と同じ仕様の地域総務課職務質問指導係"福岡108"220系クラウン無線警ら車。
冬期に撮影したのでスタッドレスタイヤで社外アルミ仕様。
2022年度国費配備 小倉北PS地域課"小倉北3"220系クラウン無線警ら車。
警察庁が車両を電動化する方針を出したことで、この年から全車4WDハイブリッド仕様に。
所轄署仕様だが側面表記は標準化されている。
リアバンパーも。
210系と比べるとかなり文字が小さくなった。
それでは最近になって後貼りされた個体を見ていく。
中央PS交通課"中央61"200系クラウン交通パト。
交機隊お下がり個体なので元から側面表記はあったのだが。
リアバンパーに小さく英語表記が追加されている。THE違和感。
恐らく220系クラウンサイズで発注しているようで、かなり違和感がある。
220系のように中央寄りに貼られている。
続いて若松PS地域課"若松2"210系クラウン無線警ら車。
こちらは側面表記も追加されている。
文字のサイズや貼り方は従来通り。
リアバンパーの英語表記は、文字間を開けて貼られている。
恐らく標準化された210系クラウンと同様の間隔で貼られていると思われる。
文字が小さく文字間が大きく開いているので、これはこれで違和感。
戸畑PS交通課"戸畑62"210系クラウン無線警ら車。
こちらも側面表記後貼り個体。
側面の貼り方は全車統一されている。
先ほどと同様に文字間を空けて貼られている。
貼り方が異なるので業者が行っている訳では無いと思われ、各所の整備担当等に委ねられているのだろう。
しかしなぜ側面と後部用を同時発注するのに、わざわざサイズを変えているのか。
クラウン以外の車両にも貼れるように?
八幡東PS地域課"八幡東2"210系クラウン無線警ら車。
こちらもやはり文字間空けスタイル。
ほぼ真後ろに近い角度から撮影しているが、やはり210系クラウン標準化個体と比べるとアピール力に劣るだろうか。
八幡東PS地域課"八幡東81"210系クラウン無線警ら車。
昨年直方PSからお下がりでやってきたこの個体にも英語表記が追加されている。
地域課予備機でありながら後貼りされたということは、各所かなりの台数が貼られていると思われる。
個人的には交番車に貼っても良いような気がするが。
折尾PS地域課"折尾3"210系クラウン無線警ら車。
側面は標準通りだが、リアバンパーはやはり文字間空けスタイル。
北九州地区では文字間空けスタイルが定番の模様。
他地区ではどうなんでしょうか。今後も調査してまいります。
現在のところ何故このような施工がこのタイミングで行われているのか、どの車両が対象なのかは定かではない。
パトカーの関係する事故が多い(実際は増えているといより報道されることが多くなった)事に対しての安全対策、存在感を高めることでの犯罪抑止対策、外国人に対する警察車両の判別化等が考えられるがどうだろうか。
また現時点では無線警ら車や交通取締用四輪車に限って貼られているようだが、今後その他の車両にも展開されるのかどうかも注目。
いずれにせよ個人的にこの施工については非常に良い点であると思っている。
今後の動向にも注目したい。
2025.6.27 @kitakyu_pc
X ☞ @kitakyu_pc
Youtube ☞ kitakyu_pcチャンネル
TikTok ☞ @kitakyu_pc
instagram ☞ @kitakyu_pc










































