今回は2023年度県費導入された小型警ら車について。
福岡県警では毎年県費で交番向けの小型警ら車を導入している。
こちらは2022年度県費配備 小倉北PS小倉駅前PB配置の小型警ら車。
日産クリッパーのハイルーフモデルをベースに、軽自動車格の高さ制限をクリアするために散光式警光灯は車体前方寄りに特設基台を用いて取り付けられている。
散光式警光灯は名古屋電気工業製FLIXで、本来一体型となっているスピーカーは分離されてフロントナンバー裏側に取り付けられている。
令和3年度以降は仕様もほぼ変わっていないが、新車はどうだろうか。
2023年度配備の車両を見てみよう。
田川PS後藤寺PB 小型警ら車。
車両は変わらず日産クリッパーのハイルーフ仕様がベース。
変わっている点は1点。
今まで車体前方寄りに取り付けられていた散光式警光灯は、車体後方寄りのルーフに取り付けられている。
この場所に取り付けても軽自動車の高さ制限2mをクリアしているということは、従来の設置位置は緊急走行時の視認性を高めるために考慮されたものだったのだろうか。
しかし後方からはほとんど赤灯が見えないというデメリットもあった。
こちらは飯塚市内を行く飯塚PS穂波PB クリッパー小型警ら車。
若干車体後方寄りに移設されたことで、後方からの視認性も若干ながらよくなっているかもしれない...??
飯塚PS幸袋PB 日産クリッパー小型警ら車。
交番もまだ建て替わって年数が経過していない。
パトも新車になっていいねぇ。
こちらは春日PS白木原PB 小型警ら車。
今年度は11台が県内各地に配備された模様。
まだまだ判明していない新車もいることから今後も調査していく。
ここ数年の小型警ら車を振り返ってみよう。
こちらは平成25年度配備のNV100クリッパーがベースの個体。
北九州地区では本格稼働しているのは残り1台となっている。
この世代で今回更新された個体がいることから、今後に注目したいところ。
平成26年度配備 ZA0型ベースの小型警ら車。
この年は配備台数が少なく県内に数台しか配備されていない。
この世代もそろそろ更新だろうか。
平成27年度配備 ZA1型ベースの小型警ら車。
この世代は配備台数が多く、北九州地区だけで6台が配分された。
更新はまだ数年先になると思われる。
こちらは平成29年度配備の個体。
散光式警光灯がPATLITE製から小糸製作所製に変更された。
令和元年度配備の個体。
ここ数年定番だった、ハイルーフ仕様にスピーカー分離式FLIXを前方寄りに搭載したスタイルはこの年から始まった。
令和2年度配備個体。
何故か仕様が戻され、標準ルーフにPATLITE製エアロブーメランを搭載するスタイルになった。
令和3年度配備個体。
再び仕様が戻されハイルーフ+前置きFLIXスタイルに。
令和3年度以降は同じ仕様になっている。
かつてはスズキエブリイなんかも走っていたが、県内で残っているのはおそらく西PS交通課で小型事故処理車に転用されている個体だけだろう。
時代は変わってゆく。なんだか寂しいなぁ。
2024.1.23 @kitakyu_pc
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