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2012年5月21日、22日の出来事を思い出してみる。
5月21日、真子がねじ込んだ北九州市役所会議室での説明と交渉が終わり部屋を出ると、真子はオッサン達に呼ばれ、この後の話し合いに参加して欲しいと言われた。
(この行政交渉に深田はΓあんたは信用ならん!出ていき!」と隣市に住む親子に言われ帰っていった。以後、深田はがれき反対運動に参加しなかった。)
北九州市役所との交渉メンバーに入れなかったオッサン達は、(当時、真子は中核も知らない)中核と呼ばれていた。
Γ真子さん、みんな後から来るから、明日の闘い(!!!闘いってなんね?)の打ち合わせしましょう。」と言われ、市役所から一番近いファミレスに行った。
ファミレスには15人くらいいたかなぁ、、
アジアやアフリカの民族衣装を着た、熊本から来たと言ってる若いカップルや山口から来たと言っている20代の男達、あと赤城泰治の講演会を主催した出口久美(50代女性)がいた。
あ、あと前田拓斗(当時、産廃関係企業に勤務)もいた。(拓斗くんは民族衣装軍団と直ぐに意気投合の様子。)
真子はこの話し合いに、漁協が反対してるのだから、当然漁協も来て、明日の西港での打ち合わせをするんだろうと思っていたが、漁協がいないだけでなく、外山や町田、鈴木弁護士の姿もなかった。
(当然明日は漁協も西港に来て反対を阻止するのだろうが、話し合いはないのかな、、)
真子は普段集まる面子と違うことに、少し違和感を覚えたが、単純に町田や外山、鈴木弁護士は別の場所で漁協と明日の話し合いをしているのだと思った。
民族衣装軍団の熊本の若いカップルや山口の男達は、神様とか陰陽とかスピリチュアルがどーのこーのとか、味噌作りの話、がれき受け入れに反対の理由を熱く語っていたが、最後の方は集まった人達にお茶やお香、アクセサリーを売りつけていた。
(赤城泰治を呼んだ出口久美が、Γ頼もしい助っ人を呼んだから」と言って真子に民族衣装軍団を紹介した。)
結局、漁協や町田、外山達のいない話し合いは、がれき搬入を止めるための秘策も、具体的な話もなく、明朝、搬入場所の西港に集まるということで話は終わりだった。
オッサン達はΓ人が多く集まれば、この闘いに勝てる!」と言っていた。このオッサン達には、人が多く集まって過去に勝った経験があるのだろうか?
福島では何千筆の署名を集めたって、何したって何も変わらなかったことを体験してる真子は不安だったが、流石に明日のがれき搬入に漁協は来るだろうし、止まることを少し期待していた。
オッサン達はファミレスでΓ絶対勝てる!絶対阻止する!」とか言ってるし。
オッサン達よ、
明日は漁協を盛り上げてくれ。
と真子は、心の中で思い、明朝支度が出来次第、西港に行くことを約束してみんなと別れた。
5月22日、朝5時30分ごろ、真子の携帯が鳴った。
昨夜会ったオッサン水野からだった。
Γ真子さん、我々はもう西港に来ています。真子さんは何時頃来れますか?」
この電話で起こされた真子は、
Γまだ子どもたちを学校に送り出してないし、子どもが登校後に行きます。」
Γそんな小さい子どもじゃないでしょ?パンでも食べさせて、早く現場に来てください!」
はぁ……(´ヘ`;)
Γわかりました。出来るだけ早く向かいます。でもウチは給食食べさせてないんで、弁当作ったら直ぐ行きます。」
Γ弁当はコンビニで買えばいいでしょ?兎に角、早く来てくださいね!」
(´ヘ`;)、、ウチはコンビニ弁当食べさせたことが一度もないんだよ、、、
真子は反論が面倒になり、分かったとオッサン水野に伝え、急いで弁当と朝食を作り、子どもたちを起こした。
Γちゅう、ひな、ごめんだけど、私今から、がれき止めるのに西港に行くんだけど、自分で食べて登校できる?。特にひなは鍵締めて、鍵持って学校行ける?」
Γうん!できる!」
Γできるよ。行って大丈夫だよ。」子どもたちは真子を送り出してくれた。
西港に行くと、見たことのない人たちが20人くらいいた。
その中から、なよっとした、どの集会に行っても必ずいる福岡市から来てる無職30代男性小山(たぶんコイツは情報屋)が真子に挨拶に来た。
小山(たぶん情報屋)と話している時、一人酔っ払いが真子に真っ直ぐ近づいて、話しかけてきた。
酔っ払いの顔をよく見ると、
昨日フェイスブックで真子に友達申請してきた男性だった。大声で話しかけられたが、何言ってるかわからなかった。
怖っっ、、
コイツ目の焦点が合っていない。道路に座り込んで、ビールを飲み始めた。
。。。
昨日ファミレスで会った民族衣装軍団もいた。こっちも道路に座り込んで楽器演奏して、歌って、踊っていた。
。。。。。
昨日会ったオッサン達は拡声器を小脇に抱えるスタイルで代わる代わるΓ我々の闘いはー云々」といつもの演説していた。
これがバリケードってやつなのか?
あまり人がいない。
反対してる筈の漁協の姿もない。
え、漁協来ねーの?
と思う真子に、2人の子どもを連れた避難ママが話しかけてきた。