小説、普通の暮らし~過去の話はここから見て下さい。
この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などにはいっさい関係ありません。
ーー普通の暮らしを持続させるためには、相当の努力が必要である。
…………………………
黒川と深田の連名で提出した
Γがれき受け入れに関する公開質問状」への回答がきた。
公開討論会は5月10日に設定された。
実はもう少し早く公開討論会は設定されたのだが、一旦延期された。
その理由は、たぶん
漁協反対(中身は反対ではなく、補償金の交渉)のカモフラージュ、舞台の準備だったのだと思う。
でも当時の真子は、漁協反対を本気で信じ、各地で漁協の反対でがれき受け入れが止まっていたことを知っていたので、滅茶苦茶、嬉しかった。
町内会は説得出来なかったけど、漁協の反対があれば止まる!
公開討論会の前日、5月9日、漁協ががれき受け入れに大反対であるというメールがメーリングリストに流れた。
このメールは
町田が反対運動を引っ張って行く予兆だった。
反対運動の新しいヒロインの誕生する予兆。
漁協反対の嘘、町田の嘘に気付くまで
がれき受け入れ反対運動は、迷走するんだ。
………………
2012年5月9日
町田です。
昨日の午後、北九州市内の漁協幹部約20名と環境局の役人3人とで、響灘西埋立地最終処分場へのがれき焼却灰埋立に関する説明会が開催されました。
説明会開始早々、会場は紛糾し、漁協は役人を「帰れ!」と退席させました。
水産庁は役所の連絡ミスで遅刻。
環境局は明日から各漁港をまわり、がれき受け入れに理解を得るために地道な説得を続けるとのことです。
北九州市は漁協に検討会があることを知らせていなかったようです。
北九州の最終処分場は響灘ですから、漁協が反対すれば瓦礫は止まります。
漁協の反対が鍵です。
私たちは今後漁協をフォローしていきます。