昨日のつづき~

 

大津の地層処分セミナーで説明したのは

 

NUMOから地域交流部課長    上平敬二
       技術部調査技術課長  後藤淳一

 

専門家として、


国立研究開発法人 産業技術総合研究所から 丸井敦尚(理学博士)
埼玉大学   長田昌彦

 

グループ質疑応答で私のテーブル担当は

 

NUMO 地域交流部から 中村英明
     技術部 部長   山田基幸

でした。

 

あと、後ろの記者席には、近畿の経産省(2名名前を聞いても言わなかった)がいました。

 

 

 

昨日滋賀県大津市で開催されたNUMO主催の地層処分セミナーに参加してきました。

 

 

去年、岐阜瑞浪・土岐勉強会&行政交渉の時は恐ろしさに気付いてなかったのですが、今回のセミナーで自分のこととして考えました。素人目線の感想とセミナーのメモを書いておきます。

 

 

セミナー開始すぐに地層処理の必要性を説明するDVDを見たのですが、

 

北九州のガレキ説明会で瓦礫放射能の安全性を説明した、九州大学の出光教授が出てきたときには、「御用学者再び!悪夢じゃ~」って思ったよ。

 

 

セミナーの最後は6つの班分かれて質疑応答でした。

 

このやり方もすごい。さすが、敵ながらあっぱれ。住民教育のノウハウを持ってます。

 

市民運動の古株の質問は、いつも危険性や技術論が多く、中には、「反対でも賛成でもない」と言い出す奴まで出てくる始末。

 

 

今後NUMOは、

 

自治体説明会をやらなかった各地域で市民向けのセミナーを行う。

 

要は今回のようなNUMO主催の洗脳セミナーを受講した人の中から、セミナーを開催してくれる団体や個人を発掘するんだ。

 

 

北九州で行われていた放射能ガレキ安全説明会と同じです。国民を使って、地層処分の必要性と安全性を人々に浸透させていくみたいです。

 

 

今後地層処分セミナーを開催する団体や個人には開催するための費用の一部(講師謝礼、会場使用料等)が支払われます。これ、うちらの税金。

 

 

地層処分を受け入れた自治体にはもちろん豪華道路や建造物の他にも、研究所や技能訓練センター、雇用の創出など様々なご褒美がもらえます。

 

これもうちらの税金です。

 

 

NUMOは、

 

「地層処分場をつくる」という目標をはっきり掲げ、

 

それを実現するために法改正を行い、

 

金を有効にばらまき、国民を手足のようにつかい、

 

安全性を浸透させる方法をちゃんとわかってやっている。

 

一方私たちは

 

口先だけ「絶対に止める!」とか、

 

根性論の「止まるまで反対し続ける」とか、

 

法律や、権利から目を逸らさせる「なんちゃって市民運動」ばかり。

 

 

NUMOのやり方は、資金豊富だから市民運動のはるか上を行ってます。プロ。

 

 

パンフレットに地層処分の施設は生活圏からの隔離すると書いてありますが、

 

具体的に何kmか聞くと、

 

地下に埋めるということが生活圏からの隔離という認識だった。

 

具体的に何キロ離すということは決まっていませんでした。

 

 

説明では、建設候補地は、六ケ所村と東海村からの海上輸送を想定しているので断層がなく、火山もなく、海から20km以内の場所と言っていた。(ホントか・・?)

 

ガラス固化した高濃度放射能廃棄物を地層処分する安全性については、

 

放射能を含んでいない鉄斧が地下から出てきた際に腐食してないとか、

 

放射能を含んでいない古代エジプト時代のガラスが発掘された際、色鮮やかだったから、大丈夫とか、

 

「はあ?」

 

っていうたとえ話ばかりでした。

 

 

一番恐ろしかったのは、

 

NUMOの奴らが、原発を廃止しないまま、処分施設を建設することに何の疑問も持っていないことでした

 

これだけ処分場に困っていると自分で言ってるのに、

 

 

高濃度放射能廃棄物を出し続けることに疑問を感じていないバカの集団だったことです。

 

 

あと、地層処分するのは、原発から出たもので、自国の分しかやらないという回答でした。

 

 

海外の廃棄物を受け入れはしないと答えました。根拠は、条約の中の「使用済燃料管理及び放射性廃棄物管理の安全に関する条約」http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/treaty156_8.html  

 

と答えました。(結構改正しちゃうのに)

 

 

他の説明でも

 

 

・地震の影響は少ないと考えられる。


・腐食はゆっくりだと考えられる。


・管理しなくてもベントナイトで包むので、放射性物質が地中に入るのを遅らせられると考えられる。


・管理しなくても溶け出しにくい、錆びにくいと考えられる。


・自然放射線と比較しても影響がないと考えられる。

 

結局どの説明も

 

「考えられる」ってことで、

 

なんもわかってないんだなって、思いました。

 

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要は 

 

原発を廃止しないまま、処分場をつくり続ける計画だった。

 

大先生や高学歴の方々にがっかり。

 

 

原発を廃止しないまま、こいつらに安全教育されてはいけない。

 

 

きっと今後学校や地域を使って、地層処分の安全教育してきますよ。現に学校の授業に取り入れたら80万円って書いてある。

 

 

兎に角、私たちに出来る事は、地域の教育。

 

教育って言っても、危険性や技術論やなんちゃって法律セミナーじゃないよ。

 

自立した住民の発掘、そしてつながりが必要だって思う。

 

・・・・・・・頭痛い・・・・・