高浜原発再稼動について、福井県の西川一誠知事が同意表明しました。

すでに同意(稼動)した、伊方(中村時広愛媛県知事)も、川内(鹿児島県伊藤祐一郎)

知事は原発が爆発しても何も責任とらないから、ホントは地元民が全力で止めるしかねーのよ。

とはいっても、地元民のほとんどが原発関係の仕事・下請・関連会社にお勤めだからさ。とめる方法を知ってないと時間と労力の無駄遣いになる~と思うんだ。大阪で住民投票はアウトってわかったし、デモやイベントでは止まらない。

一番迷惑なのは、原発から微妙に距離がある地域に住んでる人達だ。原発から30km~離れると爆発しても知らせてこないし、私のようにうっかりヨウ素入りの水を飲んでしまいます。原発を再稼動させた知事は何の責任も取らないし、事故を起こした電力会社から十分な補償はない。ほんとのホントに、ヨウ素入りの水飲んで、甲状腺に異常があっても、何の補償もないからね。

今日は、ちょっと腹が立ったことを、当時を思い出しながら少し書いておきます。原発の近くに住む人達におしえてあげてね。

原発爆発して、いわき市はゴーストタウンのようになったんだ。私も二回目の爆発の夜、最悪な時にさいたま市に避難した。ほんと、みんな避難してたよ。息子の同級生もさいたまアリーナに避難してた。静岡の親戚の家に避難した人や東京のホテルが開放されてた。私の生徒家族は東京のホテルにいるってメールがあった。当時のいわき市長が逃げたとか、連れ戻されたとか、色んな噂が流れてたし。「直ちに影響はありません!」ってTVで言ってた人の家族や東電の社長の家族は海外に逃げたとかね。ほんと色々みんな言ってたよ。

そんなうわさの中で、私が見たこと。

爆発事故から2か月ぐらいかなあ~息子(高校生になったばかり)の友人が入学2か月で突然転校するっていう話。

私は事故から1か月で「外の活動を制限しない」って通知が学校から来たことに驚き、更に子ども達の友人は部活動や少年野球でヘッドスライディングしている姿を見て怖くなり、何となく「避難先のこと」を考えていました。でも、迷いもある。ホントに今の暮らしを捨てる勇気はなかなか出ない。

普通、なかなか勇気でないと思う。

でも「ヤバイ」って分かっている人は迷わないんだよね。

私が息子のために散々探して、問い合わせた高校のことを、息子は友人(転校した子)に言ってたらしく、
私達がウダウダしてるうちに、さっさとそこに決めちゃったみたい。

やっとの思いで探し当て、問い合わせしてた転校先を決められてしまって、「おいおいおい(T T)」だったんだけど・・・高校の転入って、定員一杯の高校の枠は一人なんだよね。もう仕方ない。イチからやり直しでした。

この息子の友人というのが、

東電社員の息子でした。

ホント、さっさと 大熊→いわき→@@県

と、再避難してましたよ!

生活の場所が変わっても平気な人もいるってわかった瞬間でした。

いわきに避難したあと、母子避難する東電社員の家族。

何か・・・すっきりしないなあ・・・・・って。

でもこれも、我慢しなければいけないのが、原発事故。

こういうすっきりしないことって、けっこうあるんだけど、「ひがみ」とか「根性悪い」って言われちゃうから、黙る。

そんな空気が生まれるのが原発事故です。

1000bq/kg以上の汚染があっても、ヘッドスライディングさせないと、「ずるい!」って言われるのが原発事故。

鹿児島・愛媛・福井の知事はなんの責任も取らない。

抵抗できるのはそこに住んでる私ら。

市民運動ができるひとたちとちゃんと繋がりたいよ。