札幌市内にある木造住宅は無料で耐震診断が受けられるのをご存知ですか!?
対象となる住宅には諸条件ありますが、耐震診断にかかる費用を札幌市が全額負担してくれますので、住宅の所有者は無料で耐震診断を受けられます。
北工房では昨年に続き、令和元年度も札幌市の木造耐震診断員として耐震診断を行っておりますので、具体的な流れなどご紹介します!
◆まずは所有物件が補助の対象かどうかを確認してみましょう。
申し込みができるのは、補助対象となる住宅を所有する方、もしくは法人の場合は代表者です。
対象となる住宅は…
①札幌市内にある木造の戸建住宅、長屋、共同住宅
②昭和56年(1981年)5月31日以前に建築又は着工されたもの
③在来軸組工法で建てられたもの
※在来軸組工法とは、柱や梁などを組み合わせて骨組みをつくり、家を建てる工法のこと
※ツーバイフォーやパネル工法などは対象となりません
④地上階数が3以下で、木造部分の階数が2以下のもの
⑤建物の半分以上を住宅として利用しているもの
※住宅以外の用途がある場合は、その部分が住宅の半分以下のものに限ります
⑥過去に本事業による派遣や補助制度を用いて耐震診断を実施していないもの
◆申請から現地調査、結果報告までの簡単な流れ
【申請書に必要事項を記入する】
札幌市ホームページに申請書および申請書の書き方が載っていますので参考にしながら記入してください。
A4サイズ2枚ですが、共同住宅や長屋などはそのほかに入居者の合意書が必要となります。
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【窓口または郵送で申し込み】
札幌市役所本庁舎2階の8番窓口まで提出するか、郵送にて申し込みができます。
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【事前の資料確認と調査日時の調整】
「木造住宅診断員派遣決定通知書」が届き、登録している耐震診断員から日時調整のお電話が入ります。
その際、図面の有無なども改めて確認させていただき、状況によっては事前に図面のコピーなどお願いする場合があります。
また、リフォームの履歴や気になっている不具合、点検口の有無など確認させていただくこともあります。
※最近、耐震診断員をかたる不審な電話などあるようなのでご注意を!
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【現地調査】
図面資料がある場合で2~3時間、図面の全くない場合などは現地で図面作成など行うため、さらにお時間がかかります。
基礎を含む外壁や内装の仕上材の種別、ひび割れの状況など基本的には目視調査をします。
点検口を開けて確認したり、窓の大きさなどを計測したりする場合もあります。
※入ることができないお部屋などは、事前にお伝えください。
※耐震診断員は「札幌市木造住宅耐震診断員登録証」を必ず携帯しています。
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【結果報告】
現地調査をもとに診断員が一般診断法と呼ばれる方法で計算し、報告書を作成します。
郵送での報告となりますが、希望すれば直接診断員から説明を受けることもできます。
◆申込期間
第1期は終了しています。
第2期は2019年7月1日(月)~2019年7月19日(金)
第3期は2019年10月1日(火)~2019年10月18日(金)
以上の期間となりますが、予定を超える申し込みがあった場合は抽選となる場合があるそうです。
◆耐震設計・耐震改修工事にも補助金が出ます
その後の耐震設計・耐震改修工事にも補助金が出ます。
外壁を一度解体して耐震改修工事を行う場合は、断熱改修工事も同時に行うことをおすすめします!
住宅の断熱化などの省エネルギー改修などにも補助が出ますし、耐震化補助制度との併用申請も可能です。(諸条件あり)
札幌市の無料耐震診断、簡潔にわかりやすくまとめてみたのですが、いかがでしたでしょうか!?
北工房にご相談いただけましたら、我が家って対象なの?といったご質問から、その後の耐震改修についてのご相談など、さまざまにアドバイスなどできるかと思いますので、まずはお気軽にお問合せください。
詳しくは北工房ホームページの耐震診断についてのページをご覧ください。
さて、これから今年度の耐震診断に伺うお客さまへ、電話してきます!
このご時世ですので、結構詐欺などの電話に間違われてすごく疑われてしまうのですが…。
きちんと社名と派遣番号など名乗ってお話し伺ってきまーす!
広報担当 成田。