映画「RAMPO」♡ | キタキマユ オフィシャルブログ「Play Mayu Life」Powered by Ameba


アカデミー賞が近づき、観てきました


{E6369F4F-8328-4418-9410-BD6939AA7A16}
「スリービルボード」

これは…マクドーマンさんを筆頭に、いろんな意味ですごい映画でした
余白のない完成度の、とても緻密な脚本だなと感じました


{C2309B8B-1B8D-443C-A4DD-D1F53FECDB46}
「シェイプオブウォーター」
物語も、サリー・ホーキンスも、どこまでもチャーミングで、とても素敵な作品でした
実際の水中撮影のシーンが、一つしかないと知り驚きでした


2作品を、ゆっくりと消化する中で…


予告で流れていた「ウィンストン・チャーチル」のゲイリー・オールドマンの圧巻の演技が、とにかく脳裏から離れません


ゲイリー・オールドマン大先輩やばいです…


そして帰ってから、珍しく長いこと、物思いにふけっておりました


気づけば、いまは女優業一本。
私が、初めて出演した映画って一体なんだったろう?
ふと、そんな記憶を辿りだしました。


そして遡ること、約30年くらい前…
私がまだ、劇団ひまわりで子役をやっていた頃まで逆回転しました。
 

あれはたぶん、まだ私が6歳くらいのころ。
記憶はぶつ切りなのですが、とても覚えています。


ある日、体育館のようなところで、私はオカッパ頭のカツラを被らされて立っていました。
隣には、お母さんがいました。
すると、一人の男性が、こちらに向かって歩いてきました。


確かそのとき、もう一人、ちょうど同じ歳くらい女の子が、同じようなカツラを被って隣にいたような気がします。


その男性は、こちらを覗き込み、
じーっと左右を見比べて一言。

「この子。」

と、私を指差しました。


作品を検索してみると、やはり、あの時の男性の顔が出てきました。


奥山和由監督。
(プロデューサーさんですが、この時は監督さんとしてでした)


私はそのままメイク室へ通され、そこへメイクさんが入ってきました。


そのメイクさんは、男性だけど、女性言葉を喋る方でした。
指からは、微かにタバコの香りがしました。


今となってはお友達も多いですが、幼い頃の私にとって、バイセクシュアルの人と話す感覚は生まれて初めてだったので、混乱しながらも、とても衝撃的な瞬間として刻まれています。


そこから、ロケバスで待つ事 12時間近く。
撮影はワンシーン。
台詞なし。
暗い夜の中に、ただ突っ立っている少女の役。


スタートがかかり、こちらに向かって勢いよく走ってくる車には、大槻ケンジさんが乗っていました。


私はとにかく眠くて、監督にメガホンで
「少女!ちゃんと車をみてて!」
と言われてた気がします。


私が初めて出演した映画…それは 


奥山和由監督バージョンの
映画「RAMPO」


かなり遡りましたが、思い出せてすっきりしました


幼き頃に覗きこまれたあの顔を、大人になった私は、今でも鮮明に覚えています。



改めて、RAMPOを観てみようと思います



{A509A19B-7379-4D21-9E62-D742328F9642}
映画「RAMPO」



KitakiMayu