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北風家のおやじのブログ

がごめ昆布を漬け込んだオリーブオイルを主原料にした手作り石けん、がごめオリーブ石鹸を作っている北風家ねっとのおやじのブログです。
”まじめにていねいに心をこめて”をモットーに家族で頑張っております。


oregano
「オレガノの花」









今朝は赤根祥一さんの著書よりご紹介します。




「運に助けられた人生です」と言うのが、資生堂元社長の故山本吉兵衛氏だ。

昭和11年に大阪の扇町商業学校を卒業して、資生堂に入社し、販売の第一線を歩きつづけて、社長に選ばれた強運の持ち主である。

「資生堂は、派閥とか学閥とか、そういうものは一つもありません。

といって実力だけで社長になれるものでもないのです。

自分は運に助けられたと思っています」

運というのは、待っていて、向こうからやってくるものではない。

自分の力で開拓していって運がひらけてくるものなのだ。

今から20年ほど前に、部下全部が大卒社員という推進販売部の部長になったとき、山本吉兵衛氏は、勉強に身を入れ始めた。

「私は、読書をした際に、印象的な箇所を2日に1遍、ノートに書き写し、記録にとどめておくことにしました。

それから現在まで、20年間、ずっとノートをとりつづけています。

そういうことを始めたのも、学歴のハンディがそうさせたのではないでしょうか」

20年、1日も休まず記録をとって勉強する山本吉兵衛氏に運が開けないわけはない。

「運というものも、自分で開拓していかなくては、開けてこないと思うんです。

多くの人々のバックアップがなかったら、一人の力では何もできません」

自分自身の努力によって、運命がひらかれていくことを山本吉兵衛社長は示している。


“ストロングマン秘中の人生訓”
『人間が一番おもしろい』
赤根祥一さん
永岡書店より。

あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます


seanto
「セントジョーンズワートの花」








今朝は佐藤一斎さんの著書よりご紹介します。



人は人、自分は自分と、

別々のいきものだと考えるところに、

人の世のいろいろの不幸がきざす。

実は人はわが鏡である。

自分の心を映す影像にすぎぬ。

山彦のよべば答える、

それにも譬(たと)えられる。

にこにこして話しかけると、

相手は笑みかけて答える。

大声でどなれば、

むっとしてにらみかえす。

物売りが来る。

「イラナイヨと、つっけんどんに言うと、

ピシャリと戸を引きしめて出て行く。

親子、夫婦、交友、隣人、

すべてがわが鏡であって、

わが心のままに変って行く。

今日までは、

相手の人を直そうとした。

鏡に向かって、顔の墨をけすに、

ガラスをふこうとしていたので、

一こうにおちぬ。

自分の顔をぬぐえばよい。

人を改めさせよう、

変えようとする前に、

まず自ら改め、

自分が変わればよい。

これをひろげていくと、

人の世のすべては、

自分の鏡であり、

さらに草木も、鳥獣も、

自然の動きも皆、

わが鏡であることが判ってくる。

作物も、家畜も、

わが心の生活をかえれば、

その通りに変わってゆく。

それだけではない。

私をとりまく大自然は、

ただわが鏡というそれだけではない。

求めれば、

何事でも教えてくれないものはない、

無上のわが師である。

「言志録」
佐藤一斎さん

あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます


bara
「薔薇」








今朝は小池龍之介さんさんの著書よりご紹介します。




薬学博士で東京大学大学院薬学系研究科準教授・池谷祐二先生が行った
「ペンをくわえる」という実験です。

笑顔を作ると脳が活性化して楽しくなる 。

ペンを加える場合、
先端を唇に入れて縦にくわえる方法と、イーッと横にくわえる方法があって、
この二つの方法でペンを口にくわえながら、漫画の面白さに点数をつけるという実験をしました。

同じ漫画を読んでいるのに、
縦にくわえて読んだ場合の漫画の面白さの平均点は4.7ぐらい。

ところが、横にイーッとくわえて読んだ場合の平均点は6.6ぐらいに上がるのです。

イーッと横にくわえると、口角が上がりますが、その時の表情筋の使い方が笑顔と似ている、これがポイントのようです。

このことから、強制的に笑顔をつくらされても、自分が見ているものが楽しく感じられるということがわかったのでした。

このペンを横にくわえた時の脳の反応を調べると、脳の快楽を感じる「報酬系」というところが活性化していて、ドーパミンという物質の神経回路が活動を始めているのではないかという根拠が得られたのです。

口角をイーッと上げるだけで本当に楽しくなるのだということが、脳回路レベルでも証明されたのです。

作った笑顔でも楽しさの検出力が上がる

さらに面白い実験をしています。
大きな紙に「机」とか「コップ」とか「本」など単語をたくさん書いておきます。
その中に「幸せ」とか「喜び」などのポジティブな言葉も入れておいて、ポジティブな言葉を探し出す実験です。

言葉がたくさんあるので探すのに時間がかかるのですが、ペンをイーッと横にくわえて探すと、平均的により短い時間でポジティブな言葉を探し出せたのです。

これは、笑顔作るだけで、自分が見ているものが面白くなるだけなく、目の前にあるものの中から、美しく感じられることを見つけ出す「検出力」も上がるということです。

しかも、それが身体でコントロールできるというのが面白いのです。

「考えない練習」
小池龍之介さん
小学館出版より。

あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます