今朝は前阪俊之さんの著書よりご紹介します。
平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)さん 107歳 木彫家。91歳で文化功労賞を受賞。98歳でアトリエを新築。
実践、実践、また実践。
挑戦、挑戦、また挑戦。
修練、修練、また修練。
やってやれないことはない。やらずにできるわけがない。
今やらずしていつできる。俺がやらねば誰がやる
この言葉が90歳を過ぎてのものというから、その気迫には圧倒されます。
100歳のときの新聞のインタービューには次のように答えている。
「年は向こうから来るから断れんし。逃げようがない。それで、とうとう100になってしもうた。それでもまだ仕事が残っております」
104歳の頃の日課は――
●午前3時・・・・ 起床。2年前まではこのあと新聞の切り抜きをして
いた
●午前7時半・・・ 食事(好物の御雑煮など)約30分
●午前8時頃・・・ 書道 半切れ5、6枚
●正午 ・・・・・ 昼食(イングリッシュマフイン、ハムエッグな
ど)その
後、歩く練をしたり、指圧を受ける(火、金曜日)
●午後3時・・・・おやつ(抹茶に和菓子少々)その後入浴
●午後6半頃・・・夕食(笹巻きずし)
●午後8時・・・・就寝
肺炎で病床についた平櫛さんは1979年(昭和54年)12月21日朝、
「私はこれから旅に出ます。お供も弁当も入りません。あとを宜しくお願いします」
これが最後の言葉。107歳10ヵ月で大往生した。
「百寿者百話 生き方上手の生活法」
前阪俊之さん
海竜社より。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます