今朝は日本を代表する帝国ホテルのサービスの
教訓をご紹介します。
「100-1は99
ではなく0である 」
帝国ホテルのサービスの教訓としている
算式がありましてね。
それが「100-1=0」というものです。
ホテルではドアボーイがお客様をお迎えして、
それぞれの持ち場が連携しておもてなしして、
最後にまたドアボーイがお送りするわけですけれども、
そのうちのどこか一つでもミスがあれば、
他でどんなに素晴らしいサービスをしても
すべて台無しになってしまいます。
ですからたった一つのことでも気を抜いてはいけない。
一つマイナスがあれば答えは99ではない、
0だというのが「100-1=0」なんです。
同じことを
「10(テン)・10(テン)・10(テン)・の法則」
というふうにも言っています。
信用、すなわちブランドを構築するには10年かかる。
しかし、そのブランドを失うのはたった10秒なのです。
そして失った信用、ブランドを盛り返すには
また10年かかるということです。
長い時間をかけてつくり上げたブランドも、
たった10秒で崩れます。
ですから、一瞬一瞬のお客様との出会いを
本当に大事にしなければいけないのです。
藤居寛(帝国ホテル顧問)
致知出版より。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます