今朝はある小学一年生の作文をご紹介します。
(原文は全てひらがなですが、読みやすいように、漢字に直しています)
『わが家の流行り』
夜ごはんを食べていた時のことです。
僕の好きなお父さんが、いいことを教えてくれてました。
ぼくと妹はよくケンカをします。
ケンカしないって約束するけど、なかなかなおりません。
どうしてケンカがなおらないのかな、お母さんはいつも困っています。
お父さんが、ケンカのなくし方を教えてくれました。
「おにいちゃんは、妹がいてくれて良かったことを見つけてごらん。
妹は、おにいちゃんがいてくれて良かったことを探してごらん。」と言ったのです。
ぼくは考えて、妹に聞こえるように言いました。
「妹がいるから楽しくあそぶことができるよ!」
妹は笑って、今度は妹が、ぼくの良いところをいってくれました。
「おにいちゃんはやさしいね」
ぼくはうれしくなって、また妹のいいところを考えました。
「妹がいるときは、お家がおもしろくなる!」と教えました。
妹が今度もぼくのいいところを言ってくれました。
兄弟だけじゃなく、おとうさんやおかあさんのいいところも、考えるようになりました。
ぼくと妹のケンカは減りました。
ほめてもらったらうれしい気持ちになります。
だから、ケンカがなくなると思います。
ぼくの家族は、お互いに良いことを言うのが流行っています。
夏休みに流行ったことです。
でも、これは夏休みが終わってもやめないで続けたいです。
おとうさんはお仕事で遅く帰ってくるけど、ときどき遊んでくれるのがいいところ。
みんなのために、料理とか、洗濯とか、掃除をしてくれるのがおかあさん。
いちばん元気がいいのが妹です。
みんなありがとう。
ぼくはおにいちゃんだから、妹にやさしくします。
もちろん、おとうさんとおかあさんの言うことも聴くし、おかあさんがつくってくれたお料理もぜんぶ食べます。
(『いつもありがとう作文コンクール』第7回最優秀賞受賞:松本義考くん)
このお父さんは名コーチですネ
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます