今朝はメンタルコーチ、たきざわヒロ志さんの
メルマガに紹介されていた小学生二年生の作文をご紹介します。
『九三年後のぼく』
九三年後、ぼくは百歳になる。
百歳のげんきなおじいちゃんになりたい。
なぜそう思ったかというと、ぼくのひいおばあちゃんは今年で百歳だからだ。
今度みんなで集まって、百歳のお祝をすることになった。
テレビに百歳の人が出てるのは見たことがあるけど、
本当に会うのははじめて。
百歳の人ってどんな感じなんだろう?
お話できるのかな?
耳は聞こえるのかな?
みんなのことわかるのかな?
百歳の人に会えることを考えると、ちょっとドキドキする。
僕は幼稚園のとき、もっともっと背が大きくなりたくて、
「今日は、どれくらい背がのびた?」
って毎日お母さんに聞いていた。
そして、ごはんを残さずモリモリ食べれば大きくなれると思って、
毎日いっぱいごはんを食べた。
歳をとるにつれて、背がどんどん伸びていくと思っていたから、
そのとき九五歳だったひいおばあちゃんは、
どんなに大きい人なんだろう?巨人なのかな?
って本気で思っていた。
まだあったことがなかったから、巨人のひいおばあちゃんを想像していた。
でもそれは違うということは、少したってから気がついたけど。
そのあと、ひいおばあちゃんお九五歳のお祝のときに初めて会うことができた。
何十人も親戚があつまってお祝して、ひいおばあちゃんがとても喜んでくれて、
みんなに歌をうたってくれたんだ。
曲は、「うらしまたろう」
うらしまたろうの歌って知ってる?
五番まであるんだよ。
とても長いのに、歌詞も見ないで、みんなに聞こえるように大きな声で歌ってくれたんだ。
びっくりしたよ。
その時から五年。
百歳になるひいおばあちゃんは、どんなになっているかな?
元気かな?
ぼくのこと、覚えていてくれるかな?
ひいおばあちゃんの子どもは六人。
その子どもが結婚して子供が生まれ、
また、その子どもが結婚して子供が生まれ・・・。
孫は十三人。
ひまごは二十人以上。
今年また一人、ひまごのあかちゃんが生まれたんだ。
ひいおばあちゃんの孫、ひ孫がこんなにたくさんいたら、
誰が誰だかわからなくなるかなぁ。
みんなで集まってお祝いをしたら、ひいおばあちゃん、とても喜んでくれて、また、
「歌をうたいたい!」
と言ってくれた。
今度は何を唄ってくれるかな? って思っていたら、
なんと、三曲も歌ってくれたんだ!
「うらしまたろう」
「ほたるのひかり」
「きみがよ」
本当にびっくりしたよ。
何がびっくりしたって、ぜんぶ歌詞を覚えているんだよ。
しかも、大きい声で!
僕だって、三曲も歌ったら、いき切れしちゃうかも。
歳をとっていくと、だんだん元気がなくなっていくとおもっていたんだけど、
ぼくのひいおばあちゃんは、どんどん元気になっていってるような気がする!
進化してるみたい!!
ひいおばあちゃんは、のお部屋は、お花を飾って、
とてもきれいに片づけられていた。
ぜんぶ自分でするんだって!
折り紙や歌を歌うのが大好きで、
好き嫌いなくなんでも食べるんだって!
それが元気で長生きする秘訣なのかな?
僕も小さいときから、好き嫌いなくなんでも食べると決めている。
大人になったとき、巨人みたいに大きくはなれないけど、
ひいおばあちゃんみたいに、元気な人になりたい。
そして、僕の子ども、まご、ひまごに、百歳のお祝をしてもらいたい。
それには、あと九三年だ。
長いなぁ。
そう考えると、百歳で元気なひいおばあちゃんって、
本当にすごいなぁ。
ぼくも、ひいおばあちゃんと、血がつながっていると思うと、うれしいし、
ぼくもきっと元気で長生きできる気がする。
ぼくは、帰るとき、ひいおばあちゃんと握手をした。
あったかくて、フワフワで、気持ちいい手だった。
とてもかわいい笑顔で、手を振って、見送ってくれた。
今度、いつ会えるのかな?
今度会う時には、やしゃごが生まれているかもしれないね。
そしたら、またまたびっくりだね。
(『ドラえもん大賞 全国作文コンクール』第14回小学二年生大賞:平山慎太朗くん)
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子どもは大人の鏡!!
僕も子どもたちから憧れられる大人になっていきます!
今日もHappyな一日をお過ごしください♪
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます