最後は尼さんになります(爆笑) | 北風家のおやじのブログ

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がごめ昆布を漬け込んだオリーブオイルを主原料にした手作り石けん、がごめオリーブ石鹸を作っている北風家ねっとのおやじのブログです。
”まじめにていねいに心をこめて”をモットーに家族で頑張っております。

コスモス
「秋桜」














今朝は瀬戸内寂聴さんの法話集よりご紹介します。



◎人生、悩んでいてもつまらないの。ワッハッハッ! と笑いましょう。
一日に何度も笑うことを見つけてワハハと笑うと血の巡りもよくなって気分も明るくなるわね。そうすると病気もあまり寄りつかなくなる。病気というのはやっぱり湿っぽい顔をしていると寄り付きますね。だからなるべく元気で行きましょう。

◎偉くなりたいとか、お金が欲しいとか、お隣の亭主がいいとか(笑)
そういうことが全部なくなるとね、とっても心が自由になるんです。

◎子どもの出来が悪い。それはあんたの子だから出来が悪い(爆笑)。
そう思えば腹立たないでしょう。

◎「和顔施(わがんせ)」といって、相手に笑顔を向けるのもお布施なんです。
いつでもニコニコ楽しくしてたらね、その人を見ただけで他の人もなんか楽しくなるものね。

◎あんまり簡単に別れない方がいいですよ(笑)。
別れて男を変えても、だんだん悪くなります。
そして最後は尼さんになります(爆笑)。

◎笑いましょう。それでいいんです。
それが人を幸せにするんですね。泣いたら美人という人がいるわね。
でもそれはよっぽど美人でないと(笑)。

◎お彼岸の一日に布施をすれば、十日するよりいいって言いますからね。
あなた達もお彼岸の間に誰かに布施をしなさい。
物をあげるのが惜しくてどうしても嫌だという人は心施(しんせ)、心を施すのね。
優しい言葉をかけてあげればいいんですよね。
それから、相手に会ったらにっこりする。
これも和顔施といって布施なんです。
我々は笑った顔のほうが可愛く見えますからね。
笑いましょう。

◎自分の好きなものは相手も好き、そうじゃないの。
間違いの多くは、自分がしたいことを相手に押しつけてそれで自分は愛したと思っているんですね。

◎人間は幸せになるために生きています。
幸せとは何かというと、自分がここにいるということで、
誰かひとりでも、もうひとつ幸せになってくれるということ。
物をあげるのではなく、話を聞いてあげるだけでいいんです。
にこやかな顔を与えてあげる。
人はそれだけで嬉しくなるんです。
その人がそこに存在するだけで、ホッとさせる。
そういうことでいいんだと思います。

◎お互い孤独なんだから、ただ聴いてあげてください。
誰かにしゃべると心の窓がふっと開いて、そこに冷たい空気が入ってきてホッとするのね。
それでその人の視点も変わるんですよ。

◎私たちはね、生まれたときにすでに定められた運命「定命」というものがあるんです。
だからそれには逆らえないの。
皆さんはいつまでも生きているなんて思わないで、今日一日を思い残すことがないよう、精一杯生きてください。
もう明日はないと思って、今日美味しいものをうんと食べて、人にいい思いを与えておきなさい。
それで、三途の川はフェリーで
「寂庵ツアー」で行きましょう(笑)。

◎自分の幸せを考えているだけでは本当の幸せではないんですね。
今、地球上に生きているすべての人々が残らず幸せにならなければ、
真の生きる喜びは得られないのだと思います。

◎私のところは道場ですから、明るくて広いんです。
お寺はこんなに明るいんですかとびっくりして、いつまでもいたいと帰らない人が多くなった。
これがお寺の本来の姿ではないかと思うようになりました。
私がそこに座っているだけで心がなごんで生きる喜びを得て下さる人がいるならば、私がしたことは無駄ではなかった。
「また行きたい」と言ってくださるならば、命ある限りこの寺を守っていけるのではないかと、つくづく考えさせられました。

ユーキャン出版部より。

あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます