だからかわいがってもらえたんです | 北風家のおやじのブログ

北風家のおやじのブログ

がごめ昆布を漬け込んだオリーブオイルを主原料にした手作り石けん、がごめオリーブ石鹸を作っている北風家ねっとのおやじのブログです。
”まじめにていねいに心をこめて”をモットーに家族で頑張っております。

金森
「函館ベイエリア」
しっとりツルツルすっぴん美肌 えっ?がごめオリーブ石鹸
たこちゅーみなもhttp://shop.kitakazeya.net






今朝は料理の鉄人、道場六三郎さんのお話です。



「手に職をつけたほうがいい」と、19歳の時に東京にいきました。

家を出ていく時、母は

「六ちゃん、人にかわいがってもらえや」

と言いました。

親として、一番悲しいのはいじめに遭ったり、人から嫌われたりすることだったんでしょう。
一方、親父は

「石の上にも三年だ。

行ったからには石に齧(かじ)りついてでも我慢しろ。

決して音を上げるな」と。

また、両親は浄土真宗の信者でもあり、幼い頃からこんな話をよく聞かせてくれました。

「おまえは自分の境涯(きょうがい)を喜ばなければならない。

この世に生まれてきて、目の見えない子や耳の聞こえない子もいる中で、おまえには鼻はついている、耳はついている、五体満足に全部揃(そろ)っている。

それを喜ばすに何を喜ぶんだ」。

「辛いこと、苦しいことがあっても嘆いてはいけない。

逆境に遭ったら、それは神が与えた試練だと思って受け止めなさい」

「たとえ逆境の中にいても喜びはある」。

そういう言葉の一つひとつが、僕の人生において非常に支えになりましたね。

料理の世界に入っても幸いなことに、先輩やオヤジさん(親方)から非常にかわいがってもらえて、別段辛いことってなかったですね。

僕は調理場でもなんでも、いつもピカピカにしておくのが好きなんです。

例えば鍋が煮こぼれしてガスコンロに汚れがつく。

時間が経つと落とすのが大変だから、その日のうちに綺麗にしてしまう。

そういうことを朝の3時、4時頃までかかっても必ずやりました。

それで、オヤジさんが来た時に

「お、綺麗やなぁ」と言ってもらえる。

その一言が聞きたくて、もうピカピカにしましたよ。

だからかわいがってもらえたんですね。

仕事場の人間関係でも一番大事なのは人に好かれることで、もっと言えば

「使われやすい人間になれ」

ということでしょうね。

あれをやれ、これをやれと上の人が言いやすい人間になれば、様々な仕事を経験でき、使われながら引き立ててもらうこともできるんです。

「人生の要諦は心術にあり」
道場六三郎さん
月刊致知
致知出版社より。

あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます