悩んでいるときは、どうしても視野が狭くなりがちです | 北風家のおやじのブログ

北風家のおやじのブログ

がごめ昆布を漬け込んだオリーブオイルを主原料にした手作り石けん、がごめオリーブ石鹸を作っている北風家ねっとのおやじのブログです。
”まじめにていねいに心をこめて”をモットーに家族で頑張っております。

$北風家のおやじのブログ-risu
「函館香雪園のりす」
乾燥肌、敏感肌の方のスキンケアに、天然の無添加、界面活性剤、がごめオリーブ石鹸!
いかがですか~

http://shop.kitakazeya.net



今朝は北尾吉孝さんの著書よりご紹介します。


元首相の吉田茂さんの逸話を例に出して話しています。

それは吉田茂さんが青雲の志を抱いて外交官になったばかりの頃の話です。

吉田さんが最初に命じられた仕事はテレックスの伝達係だったそうです。

テレックスが届いたら、
それを大臣のところに持って行くわけです。

それが吉田さんには不満だったのです。

「最高学府を出て高文試験に通って外務省に入ったのに、なんでこんなつまらない仕事をやらなければいけないんだ」

そして、義父にあたる牧野伸顕公に手紙を書いて、その思いを切々と綴りました。

すると牧野公から返事が戻ってきました。

吉田さんがその手紙を読むと、こんなことが書いてありました。

「君はなんて馬鹿なことを言っているんだ。大臣よりも先に国家の重要な情報を見ることができるのだよ。

それを見て、君はどう判断するのか、大臣はどう判断しているのか、その判断の結果はどうなっているのか。

君はまたとない勉強のチャンスを得ているじゃないか。こんなありがたいことはないよ」

手紙を読んでいるうちに、吉田さんは自分が間違っていたことに気づき、
つまらないと思える仕事でも一所懸命に取り組むように変わっていったのです。

このように、心の置きどころを変えてみると、視野が開けて仕事への考え方や取り組みが変わる場合があります。

悩んでいるときは、どうしても視野が狭くなりがちです。

そういうときに自分の仕事を客観的に眺めてみると、気分が変わって、やる気が湧いてくるものなのです。

SBIホールディングス・北尾吉孝著
『何のために働くのか』より。