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今朝はランドセルのお話です。
山陽新幹線・徳山駅近くの周南市。
市内中心部の商店街にある野村カバン店の経営者・野村利夫さん(58)は、
今年も8個のランドセルを持って、市社会福祉協議会を訪れた。
「子供たちに、お願いします」
とランドセルを手渡す。
ランドセルは市内の生活保護世帯の8人の入学前の子供たちに届けられる。
利夫さんの父親・章さんが、ランドセルの寄付を始めたのが昭和27(1952)年。
その前年の春、ランドセルの品定めしていた母子が値段を見て立ち去ったのが、きっかけだった。
最初の年に、約50個のランドセルを贈った。
「本当にうれしそうでした」と妻の幸子さん(現在83歳)。
章さんが昭和48年に亡くなると、幸子さんと利夫さんがランドセル寄贈を引き継いだ。
章さん以来、もう55年。
最近は少子化で個数は減ったが、通算では約2千100個になる。
ランドセルを贈られた子供が社会人となって、
店を訪ねて来て、感謝する事もある。
感謝の手紙が届くと、章さんの仏前に置く。
「もう半世紀を過ぎるんですよね」と幸子さん。
「必要な子供がいる限り、続けます」と利夫さん。
こんな思いやりのこもったランドセルを背負う子供たちは、
感謝の心を知る立派な大人になるだろう。