
「春、渚」
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今朝は東京ディズニーランドのお話です。
東京ディズニーランドがオープンして数ヶ月後、
私がワールドバザールのレストランに3ヶ月間実習に出たときのことです。
オープン前に店舗の周辺をチェックしていると、
大きな青虫が地面をはっています。
そのときちょうど、カストーディアル(清掃担当キャスト)の日本人キャストと、
60歳くらいのアメリカから来た助っ人のスタッフがその場を通りかかりました。
若いカストーディアルが、青虫をクツで踏みつぶして捨てようとしたところ、アメリカ人のスタッフは急に気むずかしい顔になり、
キャストの手からトイブルーム(ほうき)とダストパン(ちりとり)を取り上げ、
生きているまま青虫を丁寧に掃き取り、こう言ったのです。
「バックステージ(基本的にゲストが入れない舞台裏のエリア)の植栽に放してきなさい!」
「青虫は害虫ではない。
大切な生き物だ。
ウォルトは青虫も命ある生き物として映画に登場させている。
僕は若い頃ウォルト・ディズニーと仕事をしていく中で、彼から生き物やモノの大切さを教えられた。
ウォルト・ディズニーがいなかったら、僕はここにいないんだ」
若いキャストに厳しく、そしてやさしく教えている。
あのときのシーンは、今でもハッキリと脳裏に焼きついています。
このとき、私はディズニーランドに入って初めて「ウォルト・ディズニーのホスピタリティの世界」を肌でじかに感じました。
『ディズニー感動のサービス』
小松田勝さん・著
「人柄は細部に現れる」