今日は資生堂名誉会長・福原義春さんがしばしば紹介していた言葉をご紹介します。
ある村を王様が訪ねたところ、歓迎の大砲が鳴らなかった。
理由を尋ねると、「眠っている子供が起きる」「家畜がびっくりする」といった、たくさんのできない言いわけが返ってきた。
しかし、よく調べると、村に大砲がなかっただけのことだった。
正直に「ありません」と言えなかったわけだが、ことほどさように、「できない理由」はいくらでも出せるものなのだ。
「できない理由」に惑わされず、その裏に隠されたホンネを相手にすることだ。
ある企業の経営者が、難事業を前に躊躇する部下に命じたのは、「できない理由」を調べることだった。
部下があちこちの識者に聞いて回り、「できない理由が十一もあります」と報告したところ、経営者が言ったのは、「そうか、じゃあ、たった十一の問題さえ解決すればできるということだな」の一言だった。
『いい言葉は、いい仕事をつくる』PHP文庫
何かを頼んだり、行動を起こそうとすると、まるで版で押したように、できない理由を並べる方がいます。
思考パターンが、マイナスから入る人です。
会議などで、できない理由を大量に列挙する人の主張を聞いていると、結局のところ本音は、「行動したくない」、「やりたくない」と言っています。
現状維持の姿勢であり、変革したくない、という「負のパワー」です。
負や悪のパワーは強く、えてして、正や善を圧倒します。
自分や他人の欠点を挙げろ、というと何十も出てきますが、長所はその半分も出てこないのと同じです。
美点や、長所を見る人は、常に前向きで明るい。
『できないことはつねに百あり』
「こうすればできる」と言う方のまわりに、人は集まるわけですね。
できるぞぉ~
(⌒) ∧_∧
\\(´д`)
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