今回のテーマは「喉仏(のどぼとけ)」です。

私は葬儀業界にはいり2年目を迎えますが、先日初めて収骨の際に喉仏を拝見する機会がありました。

喉仏は、背骨の第2頸椎(けいつい)の骨のことを指します。一般に喉仏は「仏様が座禅を組んでいる様子に似ている」と言われておりますが、そのとおりの形でした。不思議とそのお骨だけ、座禅を組んで合掌いるように見えるのです。第2頸椎を真上から見るようにすると、そのように見えます。

火葬をして喉仏が残る方と残らない方がいらっしゃいますが、それは骨密度や火葬の状況などによるようです。骨密度が高い方が残りやすいですし、火入れの時間にも関係があるようです。

火葬後に喉仏がきれいな形に残ると「極楽浄土に行ける」と言われております。

これは所説ございますが、生前の善い行いが喉仏に反映されると言われている為です。

蛇足ですが、男性の喉にある「のどぼとけ」は軟骨ですので、火葬後に残ることは決してありません。

T.S