幼稚園の頃のこと。カトリックの幼稚園に通っていたので、クリスマス会には『キリスト生誕』のお芝居を年長組で披露します。2歳上の姉がいたので、姉が年少年長、私が年少の時にそのお芝居を見ていたので、「クリスマス会の時には絶対、マリア様の役をやる❣️」と思っていました。

 

 

 

 

 

 

私が年長組になった時に、私の組が『キリスト生誕』のお芝居をすることになりました。私は「とうとうこの時が来たか‼️」と思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

でも、先生は「ヨセフはマサユキくん、マリア様はみっちゃん」と決めてしまいました。マサユキくんはすずらん組の中で1番カッコ良くて、みっちゃんは可愛いお顔をしていました。「背の順で小さい子から5番目まで天使の役」と言われ、私は否応も無く天使の役になりました。

 

 

 

 

 

 

 

3年間の野心は一瞬で風船に針を刺したようにパチンと割れてしまいました。たぶん、これが私の人生で最初の「社会的な挫折」だったと思います。でも、クリスマス会の当日は高熱を出して、『キリスト生誕』のお芝居には天使としても出ることが出来ませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

私の想いは叶わない。分相応のものにしとけば何とかなったのかもしれないけれど……このザマです。

 

 

 

 

 

 

無邪気な笑顔で写真に写っている子供の頃を除くと、クリスマスには余り良い想い出はありません。

 

 

 

 

 

 

あるとすれば、友達と3人で鍋をして、ピンクのフリースを貰った30代半ばのクリスマス。

 

 

 

 

 

 

そして、結婚してからは、年末に郵便局のバイトを決めて来た私に、おとぅしゃんが慌てて「23日は空けといて‼️クリスマスのサプライズにしようと思ってたけど、ワハハ本舗のチケットを買っちゃったから‼️」。シモネタ満載のワハハの舞台。新宿コマ劇場に行く前に、ルミネで美味しいと評判のラーメンを食べて「量が少なくて、味も普通」ってお腹ぐーぐーでワハハを観て大笑いした。

 

 

 

 

 

 

 

あの頃はいつも笑顔だったね。まだ、ニコはいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「今年も高尾山から

デカ鼻のサンタさんが来てくれたでちよー」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当にサンタさん⁉️」。

 

 

 

 

 

 

 

「わぁ〜い、ご飯が

いっぱいのプレゼント❣️」。

 

 

 

 

 

 

 

「全部、ルリコが食べる❣️」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

札幌の親友からのクリスマスプレゼント。

 

 

 

 

 

 

GODIVAのチョコレートとあったかい靴下です。

 

 

 

 

 

 

 

チョコレートは好物、あったかい靴下は買おうかどうか迷っていたので、嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

今年もあと9日。来年は笑顔でいられるでしょうか。