宝塚友の会でもチケットぴあでも取れなかったので、別の手段で少し多めのチケット代を払って観に行きました。

 

 

 

 

 

 

 

「何と原作はエロ&

メディカルの渡辺淳一先生の『無影燈』でちよ‼️」。

 

 

 

 

 

 

 

渡辺淳一先生の著書は子供の頃に母の書棚にあったので、よく読んでいました。

 

 

 

 

 

 

 

子供だったので、意味が分からないところもありましたが、大人になって読書にハマった時に読み漁りました。

 

 

 

 

 

 

 

『阿寒に果つ』を読んでその面影を感じたくて阿寒や釧路にも行きました。本の中の面影は全く感じなかったけど。

 

 

 

 

 

 

 

先生の記念館にも行きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

実は会ったこと…….お見かけしたことがあります。

 

 

 

 

 

 

 

それはまだ夕張に住んでいた小さな子供だった頃のことです。その頃は「ブロック」と呼ばれる炭鉱の団地みたいなところに住んでいました。私が1人で外で遊んでいると、見慣れぬおじさんが自転車に乗って市街地の方に行くのが見えました。暫くすると見たことのないおばさんが私の家に行きました。母が笑顔で外に出て来ました。おばさんは「行ったよ」と言い、車道の近くで2人で誰かを待っている様でした。私は「あのおじさんを待ってるんだ」と思いました。私は子供の頃から勘が良かったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

さっきの自転車のおじさんが戻って来ました。2人はそのおじさんを呼び止めて「読んだよ」と言い、おじさんは「あぁ、そう」と答えました。暫く3人で話した後、おじさんの自転車は行ってしまいました。母は見たことのない高揚した笑顔をしていました。暫くしておばさんも帰って行きました。

 

 

 

 

 

 

 

渡辺淳一先生が自叙伝『白夜』を出した時に、発売日に買いに行きました。渡辺先生が三菱夕張炭鉱の病院で働いていた時期と私が夕張にいた時が重なりました。母に確認すると「夕張のことは全く覚えていない」と言いながら「その記憶は合っていると思う」とも言いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「最後列でちよー」。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと見えにくいけれど、東京宝塚劇場のB席12列目を思うと問題なしの視界です。

 

 

 

 

 

 

 

 

エロ&メディカルな

あの作品を舞台化、それも「清く 正しく 美しく」の宝塚で舞台化するなんて11年前も驚いてました。

 

 

 

 

 

 

 

ドラマ化もされていてフェルナンド先生を舘ひろしさん、2回目は中居正広さん。モニカ看護婦には黒木瞳さん、竹内結子さんが演じていました。

 

 

 

 

 

 

 

問題のエロのシーンは本能を剥き出しにした男性患者チェーザレさんを、後ろから抱きしめる風になっていました。

 

 

 

 

 

 

 

なるほど。

 

 

 

 

 

 

 

『無影燈』には無いロマンチックな話や現代っぽいことを織り交ぜて、看護婦、婦長と懐かしい呼称で、レントゲンも今ではパソコンで見るのに、シャーカスティンに写真を翳して見ていました。

 

 

 

 

 

 

 

日本からイタリアになるとどうしてこんなにカッコ良いのか❣️

 

 

 

 

 

 

 

手術のシーンもダンスになる。流石❗️

 

 

 

 

 

 

 

フェルナンド先生は医師として患者に癌を告知したり、何人も看取ったりした筈なのに、自分がそうなると自らの死を選んだことが不思議でもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

死期が近づいていても愛することは止められない。幸せの絶頂から突き落とされたモニカが可哀想。

 

 

 

 

 

 

 

フェルナンド先生の入水自殺から5年後に、モニカはその湖が見えるホスピスで看護婦として働いていて「ママ❗️」と呼ぶ幼い男の子がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

フェルナンド死後にシングルマザーになっていたことを、ハッピーエンドと思えと❓

 

 

 

 

 

 

 

 

主演和希そらは宙組から雪組に異動した時に「何でも出来るのね」と言われたそう。

 

 

 

 

 

 

 

 

宙組から雪組に組替えのニュースを見た時は本当に嬉しかった。

 

 

 

 

 

 

 

モニカ役の華純沙耶さんはおバカタレントの鈴木奈々にちょっと似てる面立ち。まだ若手で新鮮な感じがモニカにぴったり。

 

 

 

 

 

 

ランベルト先生は梅田芸術劇場公演では、代役で真ノ宮るいくんが演じたそうで、あがちん(縣千)には悪いけど、真ノ宮くんで見たかったな。

 

 

 

 

 

 

 

好青年のアントニーオには爽やかさんちゃん(咲城けい)がまたまたぴったりで、もしスチール写真があれば間違いなく買ったわ。

 

 

 

 

 

 

秀逸なのはチェーザレさんの桜路薫さん。病院に診察に来た時からすでに末期癌だったチェーザレさん。あの世に行ったフェルナンド先生を「早すぎる」と言いながら迎えに来てくれた。

 

 

 

 

 

 

 

何役も演じた莉奈くるみさんも面白かった。『夢介千両みやげ』では和希の弟で子役だったのに役立ったのに、今回はアニータのスナックのスタッフで色気たっぷりでフェルナンド先生にくっ付いてた。

 

 

 

 

 

 

 

アニータの役名は、あのチリのアニータから取ったと思うなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっという間に

終わっちゃったでちよ」。

 

 

 

 

 

 

 

原作でフェルナンド先生が身を投げたのは支笏湖。台詞にあった様に古木が湖の底に生い茂って遺体は浮かんで来ないから「死骨湖」と言われたこともあるそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

水の中にたゆたうフェルナンド先生……と言うか和希そらの素敵だったこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

「この看板のところで

すっしーさん(寿つかさ)さんに遭遇したでちよ」。

 

 

 

 

 

 

 

お元気そうで、なによりでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「プログラムと

ポストカードはキャトルレーブで購入済みでちよー」。

 

 

 

 

 

 

 

観て良かった❣️