あまり見かけることのない 「軍用EV車両」 の話題です。


戦闘EV01


軍用車両というものにはちょっと疎いのですが、防衛装備庁・陸上装備研究所が行った施設の一般公開で、現在、開発が進められている 「軽量戦闘車両システム」 の試験車両が初めて披露されました。


戦闘EV02


開発中の車両は、隊員等の輸送を想定した装甲車両で、6輪すべてにインホイールモーターを装着したフルEVシステムとなっています。


6輪すべてが独立懸架方式となっており、左右を連結した車軸を持たないことが特長です。


戦闘EV03


車軸を持たないことから、それぞれの車輪で車高を可変させられるため、起伏の激しい場所での運用であるとか、対爆性能を向上させるために地上との空間を確保することを狙いとしているのだそうです。


テスト車両はインホイールモーターの性能を試す意味もあってフルEVシステムとなっているのですが、現状では航続距離が非常に短く実用性には欠けるらしい。


戦闘EV04


担当者の方は、「この試験車両は予算の関係もあってフルEVとして製作したが、航続距離に難がある。充電手段が無い場所で使うことを考えれば、実用化する場合は発電用のエンジンを備えたハイブリッド車両になるのではないか」 と説明されていた。


戦闘EV05


その他の軽量戦闘車両システムには、「火砲型」 といわれる低反動砲というものを装備した戦車タイプの車両も公開されていた。


未来の軍用車両もHVやEV化なのですかね…。



北関東CNG車普及委員会
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