「鶴岡八幡宮寺の時代。」 ~かつて鶴岡八幡宮は神と仏が共存する場所だった~ | 吉田揚子の鎌倉大好き

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◉鎌倉在住 漢方スタイリスト 文筆家 鶴岡八幡宮鶴岡文庫学芸員◉オリジナル漢方茶SHOP「きたかまくら日々響 」代表 □新刊「季節と暮らす12カ月 漢方養生ダイアリー 」第3刷重版中 ほか著書多数。
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鶴岡八幡宮の「宝物殿」をご存知でしょうか。あまり知られていないのですが、実は重要文化財である本殿上宮廻廊内にある小さな小さな常設博物館なんです。鶴岡八幡宮を深掘り&満喫できる、知られざるスポットです💓 入館料は200円です‼️


その歴史は古く1872(明治5)年につくられた「廻廊霊宝場」に端を発しており、当宮に伝わる宝物の数々を現在に至るまで常設展示しております。そして、毎年お正月には、期間限定の新春特別展を開催しているのですが、今回、わたくし、全面的にその企画に関わらせていただく機会に恵まれました💓博物館学芸員としての初めての展示企画です。デビュー展示です💓鶴岡八幡宮出土品や今まで展示されたことのないものを集めました!プレスリリースも発信されましたので、情報解禁です。^_^


大河ドラマ「鎌倉殿の13人」グランドフィナーレから早一年。鎌倉や鎌倉時代に興味をもってくださった方々も増えました。源頼朝や鎌倉幕府とは切っても切れない関係にある鶴岡八幡宮をいつもと違う切り口でお伝えする小さな特別展にぜひお越しいただけましたらと思っています。


題して、「宝物殿新春特別展 鶴岡八幡宮寺の時代 ~かつて鶴岡八幡宮は神と仏が共存する場所だった~」です!


会期は令和6年1月1日~2月4日となっておりますが、実は来週には搬入完了するので、12月29日以降(早ければ28日)にご入館いただくことができます。年内のほうが空いてます!詳細特別解説資料もご用意しました。鎌倉好きな方、歴史好きな方、鶴岡八幡宮好きな方、レア情報満載です。ぜひたくさんの方々にお越しいただけましたらと存じます。


どうぞよろしくお願いいたします。



💓宝物殿 新春特別展💓

「鶴岡八幡宮寺の時代。」

~かつて鶴岡八幡宮は神と仏が共存する場所だった~


1. 開催趣旨 

治承4(1180)年に源頼朝によって現在の場所に遷された鶴岡八幡宮は、明治初(1868)年に神仏分離令が出されるまでの間、宮と寺とが混在する「鶴岡八幡宮寺」でありました。境内には、薬師像を本尊とする神宮寺や経蔵、千体堂、鐘楼、五重塔、北斗堂などの仏教関連施設が建ち並び、「供僧(ぐそう)」と呼ばれる僧侶たちが社役の中心を務めていました。供僧たちの仕事は、大般若経や最勝王経、法華経、供養法、諸経など各教典の読誦以外に、座不冷本地供養(座を離れずに連日行う修法)や「八幡廻御影」を1か月ごとに交代で安置する任務などがあり、鶴岡八幡宮境内の北西に設けられた「鶴岡二十五坊」という住坊に暮らしていました。本展示では、このような神仏混淆・神宮寺時代の当宮にまつわる貴重な宝物や古文書をはじめ、水晶五輪塔や泥塔、古瓦などの境内出土品などを展示し、受け継がれてきた神仏混淆の記憶を辿ります。

 

2. 会期 令和6年1月1日~2月4日

3. 会場 鶴岡八幡宮宝物殿

4. 展示物例

□鶴岡八幡宮社務次第  □出土品・水晶五輪塔 □出土品・瀬戸黄褐釉双耳壺

□出土品・泥塔 □銅製薬師如来懸仏 □桐竹鳳凰文透彫華鬘

□金銅四天王五鈷鈴 □五鈷杵 □朝鮮鐘 □八幡廻御影(複製)   ほか

 


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