2015.3.13過労死防止大阪センター結成総会開催
― 大阪から日本から過労死をなくために ―
2015年3月13日、エルおおさかで過労死防止大阪センター結成総会を開催しました。100名の会場に140名を超えるご参加をいただき立ち見の人も多い中で熱気あふれる結成総会となりました。
なお、当日はテレビカメラも入り、NHKの20時45分のニュースで報道されました。また、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞、産経新聞、赤旗新聞、 民主新報、神戸新聞の記者の方々にも参加していただきました。
総会はまず松丸正弁護士(過労死防止大阪センター代表幹事)の開会のあいさつで始まり、ご来賓として高井吉昭部長(大阪労働局労働基準部)よりご 挨拶をいただきました。
第1部では粥川裕平精神科医(名古屋工業大学名誉教授)の講演と、寺西笑子さん(全国過労死を考える家族の会代表)、西野方庸さん(関西労働者安全センター事務局長)、橋本芳章さん(NPO労働と人権サポート・大阪事務局長)、北口修造さん(大阪労働安全センター元事務局長)によるリレー トークが岩城穣副代表幹事(過労死防止大阪センター副代表幹事)の司会で行われました。
第2部では過労死防止大阪センターの結成総会で事務局長の柏原より規約・基本方針・役員の提案を行いました。その後、友延秀雄幹事より設立宣言提案を行い、小池江利幹事の閉会の挨拶で総会を締めくくりました。
第1部、粥川裕平精神科医、名古屋工業大学名誉教授の講演で特に印象に残ったのは、「食う、寝る、遊ぶができない者は働くべからず」という話でした。うつ病から回復する場合、まず、食欲や性欲、睡眠欲など基本的な欲求から回復してくる。うつ病で休職する社員が遊びに行っていたなどと使用者が聞けば、ずる休みではないか、怠けているなどと思われてしまうが、正しくは回復に向かっていると評価すべきであるということです。科学的知見に基づいた物の見方の重要性を考えさせられる話でした。
続いて、リレートークでは、司会の岩城穣副代表幹事のリードで、これまで大阪で過労死をなくす活動に携わってこられた団体を代表する方々から、これまでの活動、今後の課題,過労死等防止対策推進法への期待を語っていただきました。
その中で、これから取組みの重要なポイントとして「産業医と医師会との意見交換」、「過労死遺族の話を聞く機会をつくっていくこと」、「労働組合が職場から過労死を出さない宣言をすること」の3点が大切であると強調されました。
第2部の「過労死防止大阪センター結成総会」では、事務局長の柏原より規約・基本方針・役員の提案を行い満場の拍手で採択されました。そして「一つ一つの取組みでも救われる命は必ずある。多くの取組みを積み重ねれば多くの命を救うことが出来る…」と話した後、大阪センターとして国や自治体と連携して調査・研究や啓発活動、相談活動などを進め、大阪から過労死をなくしていくと決意を表明しました。
過労死防止の取組みはまだ始まったばかりですが、多くの団体や個人から参加・ 賛同をいただき力強いスタートを切ることが出来ました。昨年成立した過労死防止法を実のあるものにして、この大阪から日本から過労死をなくすための取組みを進めていく集会になりました。
