ジョンベネ事件を覚えていますか?
1996年12月、アメリカ・コロラド州ボールダーで起こった悲劇。
あれから27年(!)経った今も未解決の美少女殺害事件である。
Bob Akester/Lifetime
世紀の美少女はコンテスト荒らし
あらすじは、実録である。
クリスマスの夜に、6歳の少女ジョンベネ・パトリシア・ラムジーが寝室から姿を消した。
パニックになった母親が警察に通報。
脅迫状が見つかり、当初は誘拐と思われた。
だが、数時間後、自宅の地下室からジョンベネの遺体が発見される。
当時、全米が震撼した事件だ。
日本でも連日、ワイドショーで大々的に報道された。
というのも、被害に遭ったジョンベネちゃんが猛烈に可愛かったからだ。
↑どうですか。
ご本人、恐ろしいほどの美貌ではないですか。
これで6歳。
全米の美少女コンテストで優勝し続けた経歴を持つ。
幼い子どもがセクシーな衣装で舞い踊るコンテスト風景は、いま見ても衝撃。
末恐ろしいのだけれど、不運にもたった6年で命を奪われてしまった。
本作は公式チャンネルがYouTubeのオススメに流れてきて知った、テレビ映画。
当方が長年、ジョンベネ事件に並々ならぬ関心を寄せていると、どうしてYouTubeにバレたのかと思うと、怖い。
最近は検索もしていないのに、だ。
※AmazonPrimeでも観られます
作品は実際の時系列に沿って描かれる。
再現ドラマにも近いだろう。
事件の焦点はセレブ層のラムジー家である。
家の中で起こった殺人事件で、何もかもが自宅内に終始していた。
当然、容疑をかけられたのも一家である。
検察vsラムジー家の攻防が刑事目線から描かれており、興味深い。
俳優女優キャスト
キャストは皆、ご本人のそっくりさん状態。
Bob Akester/Lifetime
父親ジョン・ラムジー、母親パトリシア・“パッツィ”・ラムジーによく似せている。ご本人写真↓を確認すると、激似といっていい。
父親役のミシェル・ギルの何かを隠していそうな佇まい。
殊に母親役のジュリア・キャンベルが上手い。そうそう、こんな感じ!と懐かしさがこみ上げた。
ジョンベネ事件を再現する意義
事件が未解決になっている最大の理由として、現場が荒らされたことが挙げられる。
どうしてそうなってしまったのか、本作を見ると納得できた。
なるほど、これでは捜査が難航して当然と思える。
家族一人一人の証言も当時の音声や映像が使われており、リアル。
交友関係の変化なども興味深い。
こうして映像になると事件への理解が進むものだと、改めて実感だ。
もっとも、ドキュメンタリーではないので。
関係者による著作が元になっているらしく、犯人像と動機が決め打ちされている。
最近ではよく知られた説でもある。
どんどんそちらに誘導されて、あたかもそれが事実のように感じられてくる。
関係者も多くが亡くなりつつあり、記憶も薄れていく。
話題を途切れさせない意義は大きいだろう。
ただ、父親と兄は存命の中、こういう作品を作れてしまうアメリカ。
ラムジー家は幾度となく各種媒体に訴訟を起こしているけれど、世間の興味は尽きることがない。
当方のような極東のババアでさえ、のぞき見根性が止まらないくらいだ。
なお、2006年に母親は49歳で病のために亡くなった。
父親はその後、再再婚した。
アメリカの殺人事件には時効がないため、昨年にはDNA鑑定の再調査が行われている。
ここで描かれる道筋が真実かどうか、いつか明らかになるといい。
2016年製作/85分/16+/アメリカ
監督:ジェイソン・ラペイア/脚本:ブライアン・L・ロス/出演:エイオン・ベイリー、ジュリア・キャンベル、ミシェル・ギル、ペイトン・レピンスキー、キーファー・オライリーデビッド・キーリー、ケンダル・クロス、カミーユ・サリバン、レーン・エドワーズ、アンドリュー・モクサム、フロスガー・マシューズ、ヴィンセント・ゲイル
※読んでいただいてありがとうございます。情報に誤りがありましたらご一報いただけたら幸いです。
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