ぎもぢわるい…

ゲーである。

ウヘエである。

吐きそうである。

かなりの狂いっぷりである。

名付けるなら、ゲロリンチョ映画だろうか。(失礼)

 

武器人間

(C)2013 MPI MEDIA GROUP

 

 

潔癖症には罰ゲーム

 

あらすじからして、狂っている。

第二次世界大戦である。

ナチスと戦うソ連兵が、仲間を助けに向かう。

辿り着いた場所に仲間はいない。

そこにいたのは、武器化された死体であった。

 

とにかくグロい。

コレを笑える人は猛者。

当方(小心ババア)、ずっとゲーである。

 

マッドサイエンティストの実験モノなのだが、原題は『Frankenstein's Army』=フランケンシュタインの軍隊。

そのまんまである。

武器+人間のアイデアは、塚本晋也監督『鉄男』のよう。

戦闘や探索は、ホラーゲームのよう。

キモい敵はクリーチャー風味で、敵の咆哮や鉄の軋み音はまるで、大人気ゲームの『バイオハザード ヴィレッジ』のよう。

などなど、日本風味も感じられつつ。

 

…と思っていたら、なんと逆であった!

本作と酷似したクリーチャーが登場している件について、監督がバイオハザードの制作会社カプコンに説明を求めているのだそう。

なんてことだ!

ショックである。

このキモグロイ映画を観て、造形やアイデアをいただいちゃった人がいるとは世界は広い。というか、狭い。(錯乱)

 

 

スタッフ&キャスト

 

リチャード・ラーフォースト監督はオランダ人。CMディレクター出身。本作が長編デビュー。いきなりの、コレである。

 

キャストもお初の方ばかりと思っていたが、フランケンシュタイン博士役のカレル・ローデンはハリウッド映画にも出演しているチェコ人であり、お初ではなかった。が、この狂いっぷりには、はじめまして。

 

こんなにもエグい・グロい・ギモヂワルイ作品だというのに、俳優陣が皆うまいのでチビる。どういうことなのか。低予算なんじゃないのか。

 

武器人間のデザインもなかなかの優れモノ。

あげく、武器人間それぞれに名前があることをエンドロールで知り、おいおいおい、と。どこまで狂っているんだ、と。

 

 

戦争の狂気で突っ走る

 

言語は英語とロシア語の混合だろうか?

旧ソ連が持っていたフィルムが見つかり、公開したという設定。

ファウンド・フッテージという手法である。

 

カメラは手持ち。

従軍カメラマンが撮影しているという体だ。

POV主観カメラ撮影なので、画面は揺れまくり。

画面酔い体験には最適。

酔いやすい当方はずっと酔い止めのツボ(掌から指3本分下の手首のツボ)を押し続けながら観るという苦行。

手首が紫色になりそう。

ナゼそこまでしてコレを観なければならないのか…

と自問しつつ、エンドロールまで辿り着いた時には得も言われぬ達成感があった。

 

ナチス対ソ連。

あらゆる狂気を発散させていた時代。

今また東欧で、同じ悲劇が起こっているけれども。

実際には起こりえない光景だが、戦争だから、何でもありだから。

そんな謎の勢いがある。

 

普通ならば出会わない映画である。

映画友人から頂戴した円盤だったわけですが、なぜコレをくれたのか。

そう考えて、思い出した。

日本語吹き替え版が『ドラえもん』の声優陣なのだということに。

それを観てくれ!と言われていたことに。

 

えええええ…である。

また観るのかコレをををを…である。

最重要ポイントを忘れていた自分が恨めしい。

どうしようかと考えて、もう、2か月が経ちました。

 

 

 

 
 

2013年製作/84分/R15+/オランダ・アメリカ合作
原題:Frankenstein's Army

監督・原案・:リチャード・ラーフォースト、原案・脚本:ミゲル・テハダ=フロレス、脚本:クリス・W・ミッチェル、撮影:バート・ビークマン、美術:インドルジヒ・コチ、編集:ジャスパー・バーホーフールト、特殊効果スーパーバイザー:ロジェ・サミュエルズ、出演:カレン・ローデン、ジョシュア・サッセ、ロバート・グウィリム、アレクサンダー・マーキュリー、ルーク・ニューベリー、ホン・ピン・タン、アンドレイ・ザヤッツ、マーク・スティーブンソン、クリスティーナ・カタリーナ、ヤン・デ・ルコビッチ、ズデネック・バリンカ

カチンコブルーレイ

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