もっと世界は年金生活者を活用すべき。
ということが、肌身に沁みる痛快作。
 
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  中高年スターが八面六臂(はちめんろっぴ)

 

かつてのスパイも年を取る。
CIAリタイア男が命を狙われ、仲間に助けを求め、最高アクションコメディ映画が完成。
面白いに決まっている。
 
登場する元スパイは、特色も様々。
おそらく、全員、当て書き。
やり過ぎると悪フザケで終わるところを、絶妙なバランスで笑いに仕立てる。
 
キャストは基本、中高年。
なんという親近感!
時の流れは残酷なんていう言葉は、ここには無い。
じいさん、ばあさんと呼ぶには大スターすぎる面々が暴れ回るのだから、贅沢!
 
 
dTV

 

 

  キャスト&スタッフ

 

ブルース・ウィリスはいつものニヤケ顔。当時55歳。もちろん、年金生活者にはまだ見えない。タンクトップを着てもまだまだイケる。なお、今回はNOタンクトップ。
 
ジョン・マルコビッチがマーベラス。いちいち爆笑。ユーモア担当だからと気を抜いていると、不意にカッコよい。シビれる。
 
モーガン・フリーマンはコスプレがよく似合う。
 
上手い俳優がいるのだが、リチャード・ドレイファスであった! ええええ!
 
資料室の爺さんが最高だと思ったら、『ワイルドバンチ』のアーネスト・ボーグナイン
 
ヘレン・ミレンが美しく、殺す系のセリフがあんなにハマる白髪に当方もなりたい。
 
ロシアのスパイ役ブライアン・コックス爺さんが可愛い。
 
高齢者に挟まれるヒロイン役メアリー=ルイーズ・パーカーが良い。トニー賞獲得者だったとは…!
 
現役CIA役のカール・アーバンがちょうど良い。
 
ロベルト・シュヴェンケ監督はサクサク進めてくれるので、話が早い。アクションはこうでないと。ガイ・リッチー監督作品にも近い。
 
脚本はジョン・ホーバーエリック・ホーバー兄弟で、サメvsステイサムの『MEG ザ・モンスター』も、これまた爺さんが活躍する『バトルシップ』も最高だったのでチェックしていきたい。去年公開の『マイ・スパイ』も面白そうだ。
 
 
ABEMAプレミアム

 

 

  スパイが全力でコメディアクション

 

スパイ万能説をこれでもかと披露してくるので、楽しい。
もはや超人軍団。
反面、念入りな準備も興味が尽きない。
折れた腕を気合いで治すCIAの姿には、これが公務員の責任感かと唸ったものだ。
 
アメリカ各地を移動して。
各都市の風景が楽しくて。
衣装も華やか、予算の多さを物語る。
もちろん、ロシア人は毛皮である。
だいぶ動物を殺したであろう毛皮である。
それだけでどうしてあんなに笑えたのか、自分でも分からない。
 
とにかく、リズムが良いのだ。
コメディは「間」が命。
映画の笑いは編集のうまさに準拠する。
 
ここまでキャラクターがハマったら、当然、続編もある。
その続編も2014年製である。
もっと最近だった気がしたのだが…時空が歪んだのか…
出演の皆さんは今作から11年加齢しているが、今なお意気軒高。(アーネスト以外
彼らの元気を見習ってまいりたい。

 

 

 

 

 

2010年/111分/アメリカ

Red

監督:ロベルト・シュヴェンケ、脚本:ジョン・ホーバー、エリック・ホーバー、出演キャスト:ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ジョン・マルコビッチ、ヘレン・ミレン、メアリー=ルイーズ・パーカー、カール・アーバン、リチャード・ドレイファス、ブライアン・コックス、アーネスト・ボーグナイン

 

カチンコNetflix

※当記事は個人の感想でございます。情報に誤りがございましたらご一報いただけますと幸いです。

 

 

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