|マイベスト○○映画
時折、映画仲間から「ベスト○○映画やりましょう」と宿題が届きます。締め切りもあるので、毎度、大いに悩んで振り返ります。アルバムの断捨離にも似ているでしょうか。ボケ防止運動。ありがたい。
|こんな恋愛映画が好きです
『ローマの休日』
Roman Holiday(1953年・アメリカ)
イタリアを訪れた某国の王女がお忍びで街へ。そこで出会った新聞記者との1日。
ド定番。オードリー・ヘップバーンは映画史上に残る最強キュート。グレゴリー・ペックが濃いのです。終幕も素敵。繰り返し観てしまうローマ旅行。
『アニー・ホール』
Annie Hall(1977年・アメリカ)
ニューヨークに暮らすコメディアンが、一人の女性アニー・ホールと出会って始まる恋の生活。
監督・脚本・主演のウッディ・アレンの冴えなさ度。2人のズレ方が切実。実生活でもパートナーだったダイアン・キートンは、オスカー受賞。
『ナインハーフ』
NINE 1/2 WEEKS(1985年・アメリカ)
エロ目的で観ると、思わぬ切なさにズキュウウン。氷使用のエロシーンは当時、センセーショナル。
エイドリアン・ライン監督の映像は美しく、絶頂期ミッキー・ロークも美しく、キム・ベイシンガーも美しい。性を求める男と、愛を求める女。レビューサイトの点が低くて呆然。
『ヴァイブレータ』
VIBRATOR(2003年・日本)
こちらも性を描いた逸品。コンビニで出会った男女の遠距離ドライブ。
寺島しのぶと大森南朋のベッドシーンはゾクゾクする哀しさ。今作を見て主演2人のファンに。廣木隆一監督の描く夜は濃密。互いの痛みごと抱きしめ合う時間。
『恋人たちの予感』
WHEN HARRY MET SALLY...(1989年)
男女間に友情は成立するか。2人は誰よりも近しい友達。彼らが織りなす11年間。
ロブ・ライナー監督、ノーラ・エフロン脚本の鉄板コンビ。絶頂期メグ・ライアンの可愛らしさ! ビリー・クリスタルの普通感はスペシャル。
『モテキ』
(2011年・日本)
恋に翻弄されまくる男の失敗に次ぐ失敗談。笑いと切なさ。登場する女優陣は美女づくし!
森山未來の情けなさ。ドンピシャな音楽に彩られた大根仁監督の恋愛活劇。
『アパートの鍵貸します』
THE APARTMENT(1960年)
こんなに切ない設定があるでしょうか。ぃや無い。ジャック・レモン社員が、上司の情事に自分の部屋を貸すのです。ところがお相手は、自分が恋するシャーリー・マクレーン嬢で…。
切な可笑しくキュートなコメディは、邦題も最高。ビリー・ワイルダー監督の軽妙。
『バッファロー'66』
BUFFALO '66(1998年・アメリカ)
オシャレ映画だなんて敬遠していたら、全然違う。虚勢張ってる情けない男の恋愛ド下手くそ人生。
監督・脚本・主演のヴィンセント・ギャロの個性爆発。恋のお相手クリスティーナ・リッチの絶妙さ。カッコ悪い男の虜になるのは必至。
『ブロークバック・マウンテン』
BROKEBACK MOUNTAIN(2005年・アメリカ)
カウボーイ。男と男の行く末。今で言うLGBTのゲイに光を当てた、アン・リー監督作品。
2人の思いが胸に迫って涙。後に早逝したヒース・レジャーの朴訥さは鮮烈。ジェイク・ギレンホールはフェロモンで出来ていました。忘れがたい愛。
(1973年・日本)
まるでロミオとジュリエット! ヤクザ者が見せる純粋さ。極道の滑稽さを表出した仁義シリーズのスピンオフ的な今作は、正真正銘のラブストーリー。
北大路欣也と梶芽衣子の愛の奔出。深作欣二監督の熱流。
ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND(2004年・アメリカ)
恋の大騒ぎ。時間や記憶を行きつ戻りつ。愛のアップ&ダウンでSFで人の気持ちで。恋人同士が離れて行くのは何故。ラストのセリフがたまらないのです。
懸命なジム・キャリーが愛らしく、ケイト・ウィンスレットがキテレツ魅力全開。
(2016年)
近年の作品からも。原作のネタが命だけれど、知っていても大泣きするからお気をつけ下さい。SF要素の悪戯。
小松菜奈嬢が可憐で、福士蒼汰が爽やかの化身。青春の伴走者・三木孝浩監督が描く淡い風景、温かさ、思いの深さ。
『恋に落ちたシェイクスピア』
SHAKESPEARE IN LOVE(1998年・アメリカ)
稀代の劇作家シェイクスピアが、大スランプ中にフォーリンラブ。お相手は美しき女優。だと思ったら…。
グィネス・パルトロウが蝶々のよう! ジョセフ・ファインズの色気がドバドバ。衣装も華麗。劇中劇を駆使するジョン・マッデン監督の技でアカデミー賞7部門受賞。
『タイタニック3D』
TITANIC(1997年・2012年)
これまたド定番。『タイタニック』を笑う者はタイタニックに泣くのです。史実が生み出すパニックの一夜。
沈みゆく運命の豪華客船で出会うローズ(ケイト・ウィンスレット)とジャック(レオナルド・ディカプリオ)の駆け抜ける恋。ジェームズ・キャメロン監督の傑作スペクタクル。
『ジョゼと虎と魚たち』(2003年・日本)
言いすぎて口が酸っぱくなりましたけれども、当方の恋愛映画第1位。歩けないジョゼが手にする標(しるべ)。ジョゼと恒夫の出会いから、心を通わせていく過程。
池脇千鶴、妻夫木聡、犬童一心監督による奇跡の1本。色褪せない光です。
|ご鑑賞の手引きのようなもの
以上、お付き合いいただきましてありがとうございます。ヒデキ感激です。
皆さまの思い出の糸口に、ご鑑賞のお手伝いになれましたら願ったり叶ったりです。
ぃやあ、映画って本当に良いものですね。
寒暖差が厳しい折、皆さま、ご自愛下さいませ。どうぞ楽しい映画生活をー
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※鑑賞の感想です。情報に誤りがございましたら御一報頂けましたら幸いです。
















