
『ティファニーで朝食を』 BREAKFAST AT TIFFANY'S 1961年・アメリカ
これは・・・思ったのと違う・・・シリーズ。お久しぶりです。
上品で切ないロマンチック・ムービーかと思っていた、長年。
NY5番街のティファニーでは朝食も出すのかと思っていた、長年。
いざ、今頃になって鑑賞してみたら、目を疑う事態に。
ガチャガチャしてる。
ワチャワチャ。しっちゃかめっちゃか。
ドッタバタ。
コントなの?というほどには笑えないのだけれども、コント風。
主人公の美女がキテレツ。
基本、不安定。
美貌で全てを帳消しにして生きてきて、寄り添うのは猫ちゃんだけ。
パーティのシーンが延々と続き、スベりパターンを何度も繰り返す。
果たして、アメリカ人はこれで笑うのか。
うん、笑うのだろう。
肝心の美女の職業も、よくわからない。
娼婦という触れ込みであったのに、曖昧。諸事情による模様。
バブル時代にはこういう人が多くいた。困った。
なのに、だ。
ラストでは感激してしまっていた。
素敵!と両手を合わせてしまった。ポワーンとなった。
ああ、映画マジック。
主演は天下のオードリー・ヘプバーンで、まさに絶世の美しさ!
劇中でskinny(ガリガリ)と揶揄されていたのは、笑いどころ。
表情がクルクルと変わり、魅力満点。ただし、色気は無い。
上階の作家がジョージ・ペパードで、いい感じに頼りない。瞳の青さはポカリスエット級。
作家のパトロン役、パトリシア・ニールが、まあ怖い。
上階の日本人が、名子役ミッキー・ルーニーの中年期。
ハリウッド製日本人のステレオタイプなので、差別的と言われるけれど、全く気にならない。
そんなことよりも、もっと面白くやってくれと言いたい、ミッキーに。
ブレイク・エドワーズ監督は、ジュリー・アンドリュースの夫!
『ピンク・パンサー』の監督であり、やはり、笑いの人なのだ。
しかし、ここではまだ開花していない。←ド素人がエラソウに言ってます。
原作のトルーマン・カポーティが切望したように、マリリン・モンロー主演であったなら、もっと分かりやすくロマンチック・コメディになったような気も。
なにぶん、オードリーが主演なので、とにかくオシャレ。
衣装ヘアメイクも、スキが無く、キラッキラで超可愛い。
寝起きでもメイク100%完了状態。
さらに絶大な効果をもたらしているのが、ヘンリー・マンシーニの名曲「ムーン・リバー」だ。
困ったら、ムーン・リバー。
だから案外、何度も流れるムーン・リバー。
ドッタンバッタン恋の騒動を眺めていた果てに、ラストシーンが近づいてくる。
すると、どうだ。
映画が俄然、輝き始める。
その数分間が、実に、実に素晴らしい。
込み上げる心情や、ニューヨークの景色。
猫ちゃんのモフモフっぷり。
ああ、映画はラストだ。実感だ。すっかりニヤけてしまった。降参です。
WOWOW↑面白かったらクリック☆ありがとう!人気ブログランキングへ

にほんブログ村へ