
『ロスト・アイズ』 LOS OJOS DE JULIA 2010年・スペイン
盲目になった姉の死の真相を、盲目になりそうな妹が追う。
この姉妹がクリソツ!と思ったら、最初から双子設定。
思わせぶりな証言から、珍しく犯人像を推理してみたら、的外れ。
そして今、この記事の下書きに書かれた「専ら乳首」の文字に困惑。
実際、そうなのだけれども、まずこの言葉を残したいと思った自分の気持ち。
色々と当てが外れた上に、せつない。
スペイン映画界の稼ぎ頭、ギレルモ・デル・トロ監督のプロデュースだからか、映像は美麗。
シワのない、洗いたてのシーツのような清潔感。
その清浄が汚されていくゾワゾワ感をまったり描く。
このストーリー、どっち方面?そっち方面?と、定まらない時間が中盤まで。
妹の視力の変化が事態を動かすに至って、緊張感が増していく。
後半、専ら緊迫。
自らも視力を失いつつある妹目線の映像も、工夫があって面白い。
視力の落ち方によって、見え方が変わるのだ。
姉妹二役のベレン・ルエダは見たことがある。
『永遠のこどもたち』『海を飛ぶ夢』も、この人ではないか!
この人ばっかりじゃないか!
凄まじい美人。セリフの歯切れもよい。
ギリェム・モラレス監督は第1作目。脚本も書いた。
おそらく、ギレルモ・デル・トロの大いなる影響下にあるか、ギレルモ・デル・トロがたくさん意見を申し述べたのではと想像する。
そもそも、妹が医者の言うことを聞いていたら、あんな目には遭っていない。
飛んで火に入る女性あってのホラー。
さらに、セクシー衣装も欠かせない。
だから危ない目に遭うのだけれど、ホラーにセクシーは必須アイテム。
まして、犯人を追って歩くことが予想されても、絶対ハイヒール主義。
スペインには靴流通センターが無いので仕方がない。
と、ホラー必須要素は満たしているのだけれど、一つだけ。
すみません、ちょこっと書いてしまいます。知りたくない!方は以降は読まないでくださいませ。
夫の愛情が自己満足に見えてしまう当方はきっと、薄汚れている。すみません。
妻としては、手となり足となってほしいわけなのだ。
男の美学は往々にして、的外れ。暴言すみません。
ホラーとして観ると、ちょっと物足りない。
サスペンスとして観ると、物足りる。
視力0.01以下の当方には、ちょっと他人事ではない気持ち。
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