【80点】監督:レッグ・バーランティ

スカーレット・ヨハンソンの魅力爆発!
瞳の美しさ、
緩急をつけた喋り方、
強調するバストとヒップ、
もうメロメロです。




1969年、アメリカ。
人類初の月面着陸を目指す国家的プロジェクト「アポロ計画」の開始から8年が過ぎ、失敗続きのNASAに対して国民の関心は薄れつつあった。
ニクソン大統領の側近モーは悲惨な状況を打開するべく、PRマーケティングのプロフェッショナルであるケリー (スカーレット・ヨハンソン) をNASAに雇用させる。
ケリーは月面着陸に携わるスタッフにそっくりな役者たちをメディアに登場させて偽のイメージ戦略を仕掛けていくが、NASAの発射責任者コール (チャニング・テイタム) はそんな彼女のやり方に反発すが、徐々に打ち解けていく。
そして「月面着陸のフェイク映像を撮影する」という前代未聞の極秘ミッションが、政府関係者モーからケリーに告げられる。



テンポが素早く解りやすいです。

冒頭の宇宙開発の歴史・ソ連との対立、アポロ計画、実際の映像や写真を使っているので安心できます。





構造としては前半は「アポロ計画を世間に認知させる」、後半は「月面着陸のフェイク映像撮影」です。
対立する男女が良い関係になり、アポロ計画も軌道に乗ってきたときに、フェイク映像の超極秘計画が起きる。
主人公のケリーは過去の弱みがあり、逃げられない。上手い、脚本です。



スカーレット・ヨハンソン、PRマーケティングのプロフェッショナルのケリー・ジョーンズ。
「アポロ計画」のプロジェクトを全世界にアピールするため、様々な手を使って奮闘します。
とにかく、キュート!
衣装も肉体美を強調したシャツ、スカート、パンツ (ズボンね) が素晴らしくて、目が離せません。
仕事で勢いよく喋る口調と、自分の隠しておきたい過去を語る口調の対比が上手いです。



チャニング・テイタム、NASAの発射責任者コール・デイヴィス。
堅物のキン肉マン軍人かと思いきや、アポロ1号の失敗のトラウマを抱える心優しい男でした。
映画を観ている間、誰かに似ているなと思って……杉良太郎です、どうですか? (若い人、知ってる?m(__)m)



ウッディ・ハレルソン、政府関係者のモー・ブルクス。
ニクソン大統領に仕える政府関係者。月面着陸のフェイク映像を撮影するという極秘プロジェクトをケリーに告げる。
けっこうな指揮命令権をもつ謎の関係者、ちょっと胡散臭い。
こういう政府関係者って、アメリカは本当に実在するの?



結末はわかるのですが、どういう筋で着地させるのかがわからないので、けっこうドキドキします。


アポロ11号は発射の時を迎え、月面着陸までのカウントダウンが始まります。
ケリーとコールが和解し、二人の部下も心よく賛同し、反撃作戦開始です。


(以下ネタバレ)




映像信号系統を操作し、フェイク映像ではなくホンモノの映像を放送する。
フェイクが映っているのか?ホンモノが映っているのか?
どっちなの?最後まで飽きさせません。
当然、ホンモノが映っていて、オチは冒頭から不吉の存在だった「黒ネコ」でした。



ラストはドタバタ気味に着地しますが、

ケリーとコールのキスで締めくくってハッピーエンド。





この終わり方、昔見たロマンス映画のようで、久々にイイ感じを味わいました。