【60点】監督:アルバート・マック

仲間内の内輪もめの話でした。

正義とか悪とか、全くなく…大阪の「吉本新喜劇」のようでした。




かつてマカオのムエタイ界を制した拳王チョン・ロイ (ルイス・クー)。
現在は妻で元女優のガーレイ (ジジ・リョン) や娘のイーと暮らしながら、自ら創設したムエタイジムを営んでいるが、赤字が続いていた。
一方、広告業界で成功を収めた女性シュー (ルイーズ・ウォン) は、恋人ダニエルがムエタイの女子チャンピオンであるガーワン (クリッシー・チャウ) と浮気していることを知り、怒りに任せてガーワンに対戦を申し込む。
ガーワンを倒すためロイのジムに入門したシューは、過酷なトレーニングや人々との出会いを通して、闘うことの本当の意味に気づきはじめる。
やがてロイも、かつて信念の違いから決別した元一番弟子ワイバン (ジャーマン・チョン) と対決することになり、それぞれの負けられない戦いが幕を開ける。




日本でも話題を呼んだ2024年の香港映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」のルイス・クー、ジャーマン・チョン、トニー・ウー、フィリップ・ンが再結集した格闘技アクション。
と宣伝文にありますが、これズルイですよ。『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦』、この文言だけで、私は映画館に足を運んじゃいました。



人情噺です。ムエタイの練習シーンと人間関係のシーンが交差しながら、進んでいきます。

コメディなので、これでよいのですが……緊張感はありません。

あの…ジムも試合も、ムエタイのリングって狭くないですか?(これホント?) ボクシングのリングより、ひと回り小さいです。




ルイス・クー、伝説の拳王・チョン・ロイ。
マツケンサンバの松平健に見えました。主役なのですが、主役感なし。(褒めています。) ただし、葉巻吸いすぎ。



ジジ・リョン、ロイの妻で元女優のガーレイ。
この人のサイドストーリーが主に感じました。藤原紀香のお母ちゃん、女優復活への奮戦物語、かな。

ルイーズ・ウォン、広告業界で成功を収めた女性シュー。
美人、体を張って頑張っています。ビール瓶で足の脛をゴリゴリするシーンは痛そう…ラストのやられっぷりも見事。

クリッシー・チャウ、ムエタイの女子チャンピオンであるガーワン。
これまた美人、少しSっぽい顔立ちが、強さに拍車をかけます。



トニー・ウー、ロイの弟子で負け続けるゴウ・チャウ。
この負け続ける男の告白こそ、なぜ戦うのか?の答えですね。KOされるシーンは、リアルに痛くて納得。

ジャーマン・チャン、ロイの元一番弟子ワイバン。
悪い奴?いえいえ、ワルではありませんでした。普通の感覚の商売人。(褒めていませんが、悪口ではありません。)


(以下ネタバレ)




決戦
シューvsガーワンの女性対決がリング上で、ロイvsワイバンの師弟対決がリング下で、同時にゴングが鳴って戦いが始まります。
このやり方は正解、順番に2試合やるより、スリルがあってよいです。


3ラウンドの戦い、シューはガーワンにボコボコにやられます。
このボコボコがよかった。力の差を見せつけます。特に顔面を殴られ、左の眼が血だるまになるリアルさは迫力十分。
(やられるシューの胸のふくらみがエロくて興奮しました。m(__)m )
ガーワンはとどめを刺さずに3ラウンド終了。「勝ったのはお前だ」でノーサイド。




一方の師弟対決、リング下に円形のロープを張っての戦い。

首相撲からのパンチ、キック、膝蹴りの攻防戦。途中から、超人対決のような画像に変わります。
最後は、ロイは必殺の左アッパーを寸止めして試合終了。これまたノーサイド。




ラスト、ロイの家族や戦った人や関係者集まっての宴会。
妻のガーレイの復帰も順調に乗り、めでたしめでたしで大団円のエンドマーク。

中半に少し中だるみしますが、後半の決戦からエンドに向けてのファイトシーンのスピード感は楽しめます。